◆公務員給与(080103)

 公務員給与について、いろいろな意見が中日新聞に載っていました。

 民間で勤めようが、公務員であろうが、有能で忙しい人もいますし、さぼり上手な人もいます。景気が悪くなればなるほど、民間の方がさぼることができにくく、リストラがあるのも確かです。公務員は市民の税金で収入を得る以上、市民の平均所得以上であるという事実に対して納得がいきません。年収は民間平均より2〜300万円ほど高いのではないでしょうか。

 そして私は仕事上約20年間週1回は市役所に行っていますが、さぼっているのではなく仕事を与えられてないように見える方が相当数います。





                     
中日新聞 発言

三重県の級与引き上げ疑問(071025)
森川慶 農業 59 (津市)

 三重県人事委員会は県職員給与を1.01%、期末・勤勉手当の年間支給月数を0.05ヶ月分、今年4月にさかのぼってそれぞれ引き上げるよう知事に勧告した。改定されると、年収は一人当たり平均8万6千円の増収とのことだ。

 これは県内141の事業所と職員の給与を比較したところ、平均月給が4024円、期末・勤勉手当の年間支給月数が0.05ヶ月分うかったからという。

 しかし、新聞記事を読んで「冗談じゃない」と思った。
身分を保障されているばかりか手厚い待遇を受け、かつ今回の引き上げが退職金や年金に反映されるのだ。技術革新や経営努力をしてきた事業所の給料と比較し、引き上げる根拠がどこにあるのか。

 三重県はそれほど財政的に余裕があるのだろうか。少子高齢化対策、医療費の増大など資金はいくらあっても足りないと思う。住民のためにもっと振り分けてほしく、知事に再考をお願いしたい。

   
公務員 厳しく責任ある仕事(071106)
西達也 公務員 41 (津市)

 10月25日の本欄「三重県の給与引き上げ疑問」に反論します。私は公務員ですが、世間から仕事は楽、身分は保証され恵まれていると思われがちです。しかし、現実はそんな優雅なものではありません。毎日が戦いのような忙しさ。精神的にもきつい仕事で、自殺したり精神疾患に苦しんだりする公務員は、民間企業よりも多いのが実態です。

 私も
毎日のように匿名の苦情電話に振り回され、通常の業務に支障が出るほどです。民間企業なら名前を名乗らない苦情は無視しても許されると思いますが、全体の奉仕者である公務員はそんなことはできません。

 特に税務や用地管理など個人の利害がからむ部署では平気で暴言を吐かれることもあります。民間企業なら警察ざたになることも、公務員は誠意をもって対応しなくてはいけません。

 「わしらの税金で飯を食って・・」とよく言われますが、それなら私たちも反論したくなります。「税金で公僕を雇っているからといって、奴隷のようにこき使っていいと思いますか。公務員にも人権があります」と。

 一人でも多くの人が、厳しくて責任のある仕事をしている公務員の実態を理解していただけるのを願ってやみません。


   
住民から理解得る公務員に(071114)
吉沢志雄 会社員 49 (長野市)

 6日の本欄「公務員厳しく責任ある仕事」で、公務員の給与引き上げを批判した投稿に反論していました。

 私も以前、公務員として責任の重いハードな業務に就いていました。この投稿にうなずける点もありましたが、
財政難にもかかわらず地方公務員の給与水準が高いのは否定できない事実です。

 私は現在、ある企業で働いていますが、かなりのノルマが課せられ、それが達成できないとボーナスに響くため休日出勤もしています。当時の公務員は決して高給ではなかったですが、安定した待遇が懐かしく思い出されます。

 毎日が戦争のように忙しく、「税金で飯を食っている」などと罵詈雑言を浴びることもあるとのことですが、民間でも仕事の厳しさは同じです。公務員としての被害者意識を持つのではなく、前向きになり住民に納得してもらえる仕事をしていく姿勢が必要ではないでしょうか。



   
公務員 忙しいとは甘えすぎ(071129)
小木曽琢夫 無職 63 (岐阜県瑞浪市)

 6日の本欄「公務員厳しく責任ある仕事」に反論します。投稿者は毎日が戦いのような忙しさだと言っていましたが、民間企業だって、極端な言い方かもしれませんが毎日血の出るような戦場なのです。

 かつて私も金融機関に勤めるサラリーマンでした。1年365日、ノルマノルマで身も心もヘトヘトでした。ついにはうつ病になってしまい45歳で退職。その後は妻の献身的な介護のおかげで回復し、命をもらうことができました。

 そして3回ほど転職し最後の職場はバブル期のあおりで、55際を堺にリストラされてしまいました。その後はまた、妻のパートに支えられ何とか今日まで生活することができています。

 
公務員の皆さん、あなたたちは過去にリストラされましたか。民間企業では、一生懸命働き、会社のために心身をささげてきた多くのサラリーマンが職を失いました。私は言いたい。「甘ったれるな」と。



   
公務員も大変 批判おかしい
鈴木祐子 主婦 28 (愛知県豊橋市)

 本欄には公務員を批判する投稿がよく載りますが、私は賛成できません。公務員も民間企業で働くサラリーマンも雇用主が公か民の違いだけで、仕事の量や忙しさに変わりはないはずです。

 どうして公務員はこんなに批判されるのでしょうか。それは税金から給料が支払われているからだと思います。しかし、この税金のほとんどは、公的機関の維持や管理など住民サービスに使われています。

 高い給与をもらっているのは、高級官僚や財政が豊かな一部の地方自治体に限られています。市が発行する公報を見れば、財政が逼迫していることがよく分ります。公務員でもうつ病や病気で倒れる人も多く、厳しい仕事であることに変わりはありません。「公僕」という言葉がありますが、
「税金を払っているのだから黙って尽くせ」と言うのはやめるべきです。


   
批判されるが公務員も大変(080119)     *追加*
吉沢澄子 主婦 67 (長野市)

 本欄には公務員を批判する厳しい投稿がよく載る。「税金で仕事をしている」とか「民間と比べ仕事は楽で待遇が良い」といった意見が目立つ。しかし、私は公務員も人には言えぬつらいことがあると思う。

 私の父は終戦後、戦地より復員して一時、旧国鉄に勤務したが、人員削減により解雇された。その後、古里の田舎に戻り、村役場に再就職した。当時の公務員の給与は安かったが、水田があったので母と結婚して子供ができても、何とか暮らしていけたようだ。

 しかし、役場勤務ということで、地区の役員や消防団などの「村の役」はいつも回ってきたという。田舎で公務員という立場の父には、かなりの重圧があったことは事実だ。
 
 公務員にもやはり、それなりの苦労があると思う。






                     
東日新聞(071215)
豊橋市が若手職員給与見直し

 豊橋市は、初任給を中心に若手職員の給与を引き上げることになり、14日開いた市議会議会運営委員会に職員給与に関する条例改正案を報告した。99年以来8年ぶりの引き上げ。

 説明によると、初任給の引き上げを中心に30歳前後までの若手職員の給与(基本給)を見直す。国家公務員の改訂に伴うもので、平均年齢42・4歳で0・18%、710円アップし、39万3284円となる。実際には若手職員の基本給ベースで2000円から200円程度のアップとなる。

 合わせて、扶養手当を500円引き上げて6500円にする。

 勤勉手当の支給率も引き上げる。0・05%引き上げ、0・775月とする。05年以来2年ぶり。今年4月にさかのぼって実施する。これにより新たに1億1000万円が要る。

 条例改正案は17日の定例会(最終日)本会議に上程する。


                     


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