◆市長選が終わって(071016)

  選挙結果は、ちょっと意外でした。『何もしない市長』と8年間も言われ続けた人を、蒲郡市民は選んだのです。総じて、くしじゅんこさんの投稿の分析どおりだと思います。

 また、通りすがりの松平さんの
「蒲郡市民が選んだ道は、蒲郡市民に責任をとってもらいましょう。」
も、ごもっともです。ボクシングの亀田のように切腹する必要はありませんが、十分監視し最悪
リコールするぐらいの覚悟が必要です。

 鈴木氏が当選し、二代現役政治家という私物化を全国で紹介され、嘲笑された方が蒲郡の改革への近道かなと思ったりもしました。


 言うまでもなく選挙の最大重要項目は、
財政難克服のための行財政改革です。税収入の増加を期待できないなか、借金約700億円を返済しながら、どうやって活力ある蒲郡にしていくのかでした。(明日への思い「市長選告示前夜」)

 しかし、残念ながら借金約700億円は争点にはなりませんでした。行財政改革というだけでその具体策は一切なし。有権者受けのすることを沢山言うだけの選挙となってしまいました。

 選挙で大切なことは、行財政改革の内容を具体的に示すことだと思います。なぜなら、
市民と約束してあれば、市職員は従わざるをえないからです。

 定員適正化、指定管理者精度、民営化、事務事業の改善・見直し、外部評価等、これらの行財政改革の計画はあくまで職員が作ったもので、特に目標期限の妥当性が十分検討されているかが問題です。例えば、約1000人もいる職員の定員適正化は支出削減に大いに有効です。

 蒲郡市には
『影の市長』と呼ばれる副市長がいます。行政経験豊富で優秀な職員が副市長となっています。金原氏は行政経験がなく無投票で市長になったのですから、『影の市長』を押さえ込むだけの力は最初はなかったでしょう。8年後のこの度、選挙があったにもかかわらず、職員半減、民間並みの給料、アルバイト採用禁止等というような具体策を公約しましたか。借金返済をしようと思ったらそれくらいの公約はせざるをえません。しかし、何もなければ副市長の思う壺です。副市長は部下である職員に不利なことは極力避けます。他市町村と比較しながらチビチビと人員削減するだけでしょう。市役所には明らかに仕事の与えられていない職員がいまだ多くいるのに・・。

 金原市長のマニフェストは、具体的な教育・福祉等への取組みが書かれています。しかし、
現役なら当たり前でしょう。誰が市長をしようともそのマニュフェストの内容は基本的に実践するという前提でなければなりません。

 
金原市長の独自の政策は何ですか。市民に示すことができないから『何もしない市長』と呼ばれるのではないかと思います。

 そして、複数の人から聞いた話ですが、陳情に行っても「それはできません」と素っ気ない返事で門前払い。検討の余地もないようです。もっと
知恵を出し工夫をしてほしい。さらに、市長している間は禁酒したらどうですか。酒癖が悪いことでも有名です。

 最後に、蒲郡市民は、金原市長を積極的に支持し選んだのではないことは事実です。4期を目指す覚悟で市民のために真剣に取り組んでいただきたいと思います。市民が
『さすが市長』と誇れますように。



                     




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