◆H17政務調査費（060813）

　蒲郡市の平成17年度（H17.4〜H18.3)政務調査費関係書類(領収書含む）の調査結果を報告します。

　その前に、半田市の議員が、政務調査費を不正に使ったため、全額返還となったようです。常滑市議は全額自腹で行ったのでしょうか。我々が生活する上で必要なほとんどの組織は全国的に連携し、地方大会、全国大会と表し、毎年開催されます。その際のお金の出所が問題です。参加者がすべて出すということはないでしょう。

　そして、参加者も全日程大会に参加することもないはずですし、主催者側も全参加予定者を見込んでの会場設営はしないはずです。参加者の本当の目的は大会に参加することよりも、主催地域周辺での観光・飲食で親睦をはかることではないでしょうか。組織によって参加者に出資される金額の割合は異なると思いますが、だんだん縮小の方向にあるようです。それにしても政務調査費を使っての会議の不参加はお粗末でした。


　さて、今回で報告は３回目となりました。約３０分程閲覧しただけでしたが、気になることはいくつもありました。

　新政クラブ、未来の会、共産党は、市民への市政報告のため、会報代にほとんどの費用を費やしています。今後も市民のために継続してくださるよう望みます。

　他の会派（市政クラブ、公明党、山本和市）は、一人あたり２９万円の政務調査費を個人的な都合で費やしているようにみえ大いに問題があります。

１．自宅に届けられる複数の新聞購読料をあげている。
　市役所議会事務局には、議員のために新聞が閲覧できるようになっています。どれほどの議員が活用されているのでしょうか。

　新聞名：中日、朝日、毎日、読売、日経、東愛知、東海日、中日スポーツ

２．政務調査に関係のないと思われる本を購入している。
　毎度の小林康宏議員の購入本名：
　　国家の罠、日本の国境、あの戦争は何だったのか、歴史教科書を徹底検証、故郷の廃家、反日で生きぬいた中国

３．電話料、燃料費（ガソリン代）は、本当に政務調査のために使用しているとは思えません。
　公明、山本和市氏は、領収書の提出せず、自己申告制。市政クラブは今回領収書が出ていますが、本当に政務調査に使用したのでしょうか。


　このような議員活動の調査をすると、やっぱり議員数の半減、議員報酬の少なくとも半減はする必要があると思えて仕方がありません。政務調査費も半減したらよいと思います。そして、もっとＨＰを活用していただきたい。


『議会が変わればまちは変わる。議員は有償ボランティア。』


　　参照：明日への思い：　H16政務調査費（050716）
　　　　　　　　　　　　　　　　　H15政務調査費（040730）
　　　　　　　　　　　　　　　　　政務調査費（040704）

▼政務調査費収支報告書『会派全体』　（単位：円）

▼政務調査費収支報告書『市政ｸﾗﾌﾞ』　（単位：円）

▼政務調査費収支報告書『新政ｸﾗﾌﾞ』　（単位：円）

▼政務調査費収支報告書『公明党ﾞ』　（単位：円）

▼政務調査費収支報告書『未来の会』　（単位：円）

▼政務調査費収支報告書『共産党』　（単位：円）

▼政務調査費収支報告書『無所属』　（単位：円）

議員：山本和市

中日新聞(060727)
会議すっぽかし　副議長ら役員辞職へ
半田市議２会派　政調費も全額返還

　愛知県半田市の市議１２人が、札幌市で開かれた全国都市問題会議をすっぽかし、富良野のラベンダー見学などをしていた問題があり、市議の所属する２会派は２６日、本年度の政務調査費計３３７万５千円を全額返還。副議長や常任委員会の正副委員長などを務める市議は役職を辞任することを決めた。２会派は「市民の信頼を裏切る行為をして申し訳ない。事態を重く受け止めている」としている。

　会派は、会議を欠席した市民クラブと公明党。政務調査費は、本年度１人２２万５千円支給されており、会議に不参加だった議員も含め、２会派の所属議員全員にあたる１５人分を返還するという。

　また、欠席した１２人のうち９人が副議長をはじめ、常任委員会や特別委員会の正副委員長を辞退。２会派の代表も、責任をとって辞任する意向を示している。市民クラブの幹事は「社会通念上、理解されない行為だと思う。深く反省し、速やかに調査費返納などの手続きをする。」と話した。

　他会派から責任などを明らかにするよう申し入れ書が提出され、その回答として２６日、杉江義明議長に提出した。

中日新聞(060727)
常滑市議も抜け出す？
５人がゴルフ観戦　本人は否定

　札幌市で開かれた全国都市問題会議に出席するため出張した愛知県常滑市の市議５人が会議を抜け出して、プロゴルフトーナメントを観戦していたことが２６日、関係者の話などから分かった。

　５人は、いずれも保守系最大会派に所属する議員。２１日、２２日にあった同会議には、常滑市からは同会派の市議９人、助役ら市側２人の計１１人が会議出席の目的で出張した。

　５人がゴルフ観戦したのは、基調講演などがあった１日目。会場で会議出席の受付をしたものの、千歳市のゴルフ場へ向かい開催されていたゴルフトーナメントを観戦した。

　当初、旭川市の旭山動物園へ行く話が出たが、時間がかかるため、ゴルフ観戦で話がまとまったという。２日目は会議に出席したという。

　５人は本誌の取材に「そういった行動はとっていない」などと否定している。

　しかし、会派会長は「そういう（ゴルフ観戦の）話を耳にしたが、はっきり事実を把握していない。事実だとしたら、市民に申し訳ないことだ」としている。