◆新城マニフェスト(051224)
東日新聞(051115)
新城市長選挙を振り返って
マニフェストで自らの主張と政策を掲げ、「有権者との約束を果たす」と戦った穂積亮次氏(53)が、有権者の支持を確実に票に結び付けて合併後の新・新城市の初代市長に当選した。マニフェストが評価され、実を結んだ初の選挙だった。
市長選挙には、旧鳳来町長の穂積氏のほか、旧新城市の助役・小林常男氏(66)と市議の関口真史氏(56)が立候補、合併の混乱をまとめ、合併の目標である「笑顔あふれる希望都市・新城」を実現する政策を掲げて1週間の選挙戦を展開した。
選挙は、有権者との契約であるマニフェストを掲げた穂積、関口両氏と、内容はマニフェスト的内容ながら「確かな主張」としての公約を掲げた小林氏による三つどもえの戦いになった。
マニフェストは、約束した政策の財源と政策に実行する日程などの数値目標を加えたもの。その点で穂積氏は、財源の確保、予算規模、達成目標を数値ではっきり示し、他の2人との違いが際立った。
行財政改革やまちづくりで3候補の政策の違いを見いだすのが難しかった多くの有権者が、告示前日の5日に行われた3候補公開討論会に参加、政策の具体的な違いに耳を傾けた。
投票した有権者の過半数は、小林、関口両氏を支持した。この事実に穂積氏は「相手候補に票を投じた人たちに理解を深めてもらう」と努力する覚悟だ。
敗戦の弁
小林陣営
小林氏の選挙事務所は、選挙対策本部長から「敗れた」との1報が、事務所内に流れると「そんな〜。なんで〜」と落胆の声が広がった。
山本芳央後援会長が「誠に申し訳ない結果。心から皆様と候補者におわびします」と敗戦を報告、小林氏を推してきた県議の加藤実、佐宗の両氏もおわびした。小林氏は「こんな結果になった。私の力不足」と頭を下げた。
関口陣営
関口氏の選挙事務所は、ボランティアで選挙戦を支えてきた若者が、関口氏を囲んで「これからも活動していこう」と誓い合った。
「不徳の致すところ」とうなだれた関口氏は「時間はかかるが、私たちの活動は必ず認められる日が来る。組織に頼らない、市民手づくりのまちづくりと新しい仕組みづくりが広がってくれることを望む」と期待をつないだ。
(2005-11-15)
中日新聞(051201)
市長給与20%減へ 助役らは10%削減
新城市の穂積亮次市長は30日の定例会見で、市長給与を20%、助役と教育長の給与を10%それぞれ削減する条例制定案を市議会12定例会に提出することを明らかにした。
可決されれば、来年1月から任期満了直前の2009年10月までの給与月額は、市長が74万円、助役が69万7千5百円、教育長が61万2千円になる。
穂積市長は11月13日投開票の市長選で、給与カットを行財政改革の柱として盛り込んでいた。収入役の廃止と合わせ、期末手当や調整手当も含めると、年間約2千1百万円の節減となる。
合併協議では、新新城市の特別職の給料を給三市町村で最も高い給新城市に合わせていた。穂積市長は「給与削減は改革の決意の証として市民に約束した第一の項目」と説明した。
(大森 準)
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