新聞0508(050903)

 平成17年8月の東日新聞、中日新聞の中で、蒲郡に関する記事をまとめました。





◆目次
 1.がまごおり絵手紙大賞民間主催へ(東日050802)
 2.蒲郡で温室ミカンの出荷がピーク(東日050803)
 3.蒲郡市議会最大会派の市政クラブが定数4人削減を提案(東日050804)

 4.ポートセールスで三河港蒲郡地区が復活の兆し(東日050805)
 5.開場50周年の蒲郡競艇を振り返るパネル展(東日050805)
 6.蒲郡商議所が新産業創出に向け推進協を設立(東日050806)

 7.蒲郡市が再び節水強化へ(東日050810)
 8.蒲郡市の最後の国際交流員、任期終える(東日050811)
 9.東三河5市議会の合同議員研修会(東日050812)

10.映画「早咲きの花」の製作者と原作者、蒲郡市長表敬訪問(東日050817)
11.協働まちづくりの点字ブロック整備で模型利用(東日050817)
12.蒲郡市で緑色のミカンの出荷始まる(東日050819)

13.蒲郡ビルフィッシュトーナメント開幕(東日050821)
14.東三河の自立を語る会が石田犬山市長招き勉強会(東日050822)
15.「海陽学園」などの玄関口、JR三河大塚駅の建て替え工事完了 29日に完成式(東日050824)

16.蒲郡市が徒歩通勤の手当廃止へ(東日050826)
17.安城市が電子入札を来月から実施 県内自治体で初(中日050826)
18.日本PTA全国研究大会、健康・安全をテーマに蒲郡で分科会(東日050827)

19.蒲郡市が条例でホームレス排除へ(東日050827)
20.愛・地球博、にぎやかに蒲郡市の日(東日050828)
21.JR三河大塚駅建て替え、盛大に完成式(東日050830)




                     

東日新聞(050802)
がまごおり絵手紙大賞民間主催へ

 蒲郡市と同市教育委員会が主催する全国公募「がまごおり絵手紙大賞」は、観光交流立市宣言に伴い観光色を強めた民間事業に転換する。事業を全面支援する後援者に市観光協会が、審査員にホテル・旅館の女将(おかみ)さんの代表が加わる。

 同大賞は95年、絵手紙文化の普及と生涯学習での交流を推進するため公募事業として設立。毎回1万通以上の応募がある、全国でもトップクラスのコンテストとして定着したが、10年を経過してマンネリなどの批判もあった。

 市事業の継続を検討する事務事業評価で、見直しの必要性が指摘されたため、3年をめどに民間団体などへ移管することを決定。昨年からは、協働のまちづくりを進める立場から地元の愛好者グループが実行委員会に加わり予備審査などに当たった。

 11回目の今回は、募集段階から観光関係者などがかかわり入賞作品の展示などで新企画を検討。観光地での絵手紙講座や絵手紙交流コーナー、ホテル・旅館のロビーでの絵手紙ギャラリーなどの設置し作品募集を呼びかける。

 また、海辺の文学記念館(竹島海岸)や大手ホテルで実施している「時手紙」事業とのドッキングなどについても検討する。

 今回の募集は8月1日から9月31日までで、テーマは「親しき人に心をこめて」。大賞(一般の部)の副賞として10万円旅行券などがプレゼントされる。

 応募先は次の通り。

 〒443―8602 蒲郡郵便局私書箱65号「がまごおり絵手紙大賞」係。

(2005-08-02)


                     
東日新聞(050803)
蒲郡で温室ミカンの出荷がピーク

 中元シーズンを迎え、県内1のミカン産地、蒲郡市で温室ミカンの出荷がピークを迎えている。生育期に雨が少なかったため糖度が高く、糖度と酸度のバランスのいい、おいしいミカンに仕上がっているという。

 JA蒲郡市によると、今年度の生産量は前年比3%減の4600トンで、全国シェア13%を占める。

 このところの中元商戦で1日当たりの出荷量は約100トンに及び、選果場はフル稼働の状態。農家の主婦ら60人が1日中、忙しそうに作業に取り組んでいる。

 モモやブドウなど、ほかの果物の出荷が軒並み遅れ気味で、多種類の果物が市場にあふれているため価格維持が厳しいが、小売価格は、5キロ入り(約50個)の箱売りで8000円程度という。

 主な出荷先は名古屋地方と首都圏だが、関東甲信越や東北、北陸方面なども伸びている。

(2005-08-03)




                     
東日新聞(050803)
蒲郡市議会最大会派の市政クラブが定数4人削減を提案

 蒲郡市議会の最大会派、市政クラブ(大場久充会長、12人)は2日、総会を開き、議員定数を現行の26人から22人に減らすことを決めた。11日開く議運理事会に提案する。

 提案によると、市財政が深刻の度を深め、削減の必要性を指摘する市民の声が高まったためで、周辺市町の削減状況を勘案したとしている。クラブ内には削減に反対の意見もあったが、4人を削減する案が多数を占めた。

 新政クラブ(小林武男会長、5人)と公明党市議団(伊藤勝美団長、3人)、未来の会(荘田博巳会長、3人)は「減らすことについては賛成だが、削減数は会派内で検討したい」と、ほぼ受け入れる方針を示した。

 一方、共産党市議団(柴田安彦団長、2人)は「削減については基本的には反対だが、よく議論したい」とコメントした。

 議運理事会での決定を経て、早ければ9月定例会にも議員提案される。 

 同市議会では、83年に36人から32人に削減して以来、議員定数を3度減らしている。99年には、市財政の窮迫で市職員給与を3%削減したことに伴って、現行の26人に減員した。

(2005-08-03)


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東日新聞(050805)
ポートセールスで三河港蒲郡地区が復活の兆し

 景気停滞などの影響による二本柱の自動車輸出と木材輸入の激減で、壊滅的な打撃を受けていた三河港蒲郡地区(旧蒲郡港)に回復の兆しが見え始めた。大手海運会社による大型コンテナ貨物船の定期寄港や、中堅海運会社による廃棄物の中間処理に関連する就航が本格化するなど、大型船や中型船の出入りが活発化している。

 日通は7月から、商船三井フェリーと共同で定期就航している東京・博多航路で週2便の大型コンテナ船を同港に寄港。地元企業の貨物のほか、大口案件として大手メーカーの貨物を同港で積み込み、博多経由で韓国や中国へ輸出される計画が浮上している。

 使用する定期船は「RORO船」と呼ばれる、クレーンを使わず滑車でコンテナを運び込める1万トン級の大型船で、同港で大量の貨物を取り扱うことを期待している。

 県内で内航路を展開する愛知海運は昨年、同港内に鋳物の廃棄砂を中間処理する作業場を設置。運搬船が出入りしている。

 長期にわたる同港での取扱い貨物量の低落に危機感を深めた市や地元経済界は、官民一体で打開策を探ることを検討。蒲郡商議所が02年に立ち上げた「蒲郡物流検討懇談会」(会長・安藤義愛知海運名古屋カンパニー長)では、関係企業を中心に同港をめぐる物流調査や港勢拡大の方策を探った。

 市は昨年「蒲郡みなとプロポーショナル委員会」(足立守弘助役)を設立。ポートセールスとして地元企業や周辺大企業の貨物誘致の活動や、国、県に対して港湾機能の充実を図る基盤整備の要望活動を強めていた。

 安藤会長は「具体的に貨物が動くようになり、鋳物砂処理も拡大の方向。周辺道路や新岸壁の整備などの課題もあるが、ようやく将来展望が開けつつある」と期待している。

(2005-08-05)


                     
東日新聞(050805)
開場50周年の蒲郡競艇を振り返るパネル展


 開場50周年を迎えた蒲郡競艇を振り返る写真パネル展が、市役所ロビーなどで開かれている。全国で23番目の同競艇場は、市制2年目の55年に同市竹谷町太田新田に開設した。

 展示したパネルは、写真27枚、説明2枚、グラフ2枚。写真パネルでは、競艇場としての開催認可を伝える電報やメーンスタンドの完成、全施設が流出した伊勢湾台風での被害(59年)、ポートタワーの完成、ナイター設備の点灯(99年)などの様子を撮影した。

11日から16日までは競艇場、9月3日から13日までは市図書館ロビーでも展示する。

(2005-08-05)



                     
東日新聞(050806)
蒲郡商議所が新産業創出に向け推進協を設立

 新分野の産業創出を目指す蒲郡商工会議所(小澤秀雄会頭)は、「癒やしとアンチエイジングの郷」をテーマに推進協議会を立ち上げる。設置は10月の予定。

 協議会では、次世代生涯健康産業の創業を目指し、地場産業の観光や繊維のほか再生医療、農業、水産業、食品などを横断的に統合。活力ある地元産業創出の具体化を検討する。

 事業計画によると、健康サービス産業、先端技術、健康新繊維、健康食品の4研究会を設置。それぞれのノウハウと強みを活用して、新規事業や新産業創出に取り組む。

 健康サービスは、市内のホテル、温泉旅館などを滞在型健康デザイン施設と位置づけ、健康アドバイザーが提供するプログラムで基本計画を策定、モニターツアーなどを実施する。

 先端技術は、臍(さい)帯血保存による再生医療の可能性について研究。新素材による人工歯の事業化などを目指す。

 健康新繊維では、快眠をテーマにした健康志向のインテリアと寝具などの関連商品を開発する。

 また、市内に快適な長寿居住エリアの設置や協議会のNPO法人化などについても検討。将来的には野菜工場や水産物の陸上養殖についても研究する。

(2005-08-06)


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東日新聞(050810)
蒲郡市が再び節水強化へ

 蒲郡市渇水対策本部は11日から、第5回節水対策として、公園の噴水の停止や大口需要者への節水を要請する文書の発送、広報車による呼びかけなどを再開する。

 宇連ダムの貯水率が30%割れとなり、水源地全体の貯水率が50%を切ったことによる対策。市内の大手スーパーや主な公共施設、公民館などに立て看板約40枚を設置する。

 同市では、水源状況の改善で対策を緩和していたが、このところの少雨で再び強化することになった。

(2005-08-10)




                     
東日新聞(050811)
蒲郡市の最後の国際交流員、任期終える

 制度の廃止で蒲郡市の最後の国際交流員となったジュディ・ワンさん(24)=米国籍=の任期が3日で終了した。同市は昨年、行革の一環として行った事務事業評価で、一定の成果が挙がったとして同制度の廃止を決めた。

 同市は96年、地域の国際化を推進するため国が進めるJETプログラム(外国青年招致事業)による同制度を導入。企画調整課の臨時職員として外国人を雇用し、国際理解や語学教育の充実を目指した。

 同年、豪州出身のミッシェル・ティレルさんを国際交流員の1号として迎え、当時活動中のヨットレース「アメリカズカップ」練習基地関連や、姉妹都市提携などで訪れる外国人の通訳や接待役などとして活用。以来、英国やニュージーランド、米国から、ジュディさんを含めて9年間で5人が採用された。

 通訳のほか、市民の語学教育や外国語刊行物の翻訳、イベント企画などの業務に当たった。

 県国際課によると、県や名古屋市、豊橋市などで国際交流員10人が活動中で、蒲郡市以外では制度廃止の動きはないが、同プログラムのもう1つの事業「ALT(外国語指導助手)」は市町村合併の影響で減る傾向にあるという。

 自治体国際化協会によると、全国では現在、国際交流員470人、ALT5362人、SEA(スポーツ国際交流員)21人が活動中だが、財政難などで同制度を廃止する自治体が増加傾向にあるという。

(2005-08-11)


                     
東日新聞(050812)
東三河5市議会の合同議員研修会

 東三河5市議会の合同議員研修会が11日、ホテルアソシア豊橋で開かれた。全国市議会議長会の向田正博次長が「地方議会を巡る現状と諸課題」と題し、2時間余にわたって講演した。議長の複数年制など、諸課題を説明し、議会の独立を訴えた。

 豊橋市議会などで課題になっている議長の複数年制について、1年交代のたらいまわしをしているケースが全国で40%、町村で10%。一方、4年任期にしているケースも市で10%、町村で40%ある現状を説明、向田氏は「最低2年にすべきだ」と言い切った。

 さらに議長権限についても触れ、議長に議会事務局長を選任する権利がある点を指摘。執行部(市長)側からの独立を求めた。「議長に議会の招集権がないのはおかしい。きちっと取り戻すべきだ」。

 そのほか一般質問の対面化、一問一答方式などを取り上げ、議会改革の必要性を繰り返し訴えた。

(2005-08-12)

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東日新聞(050817)
映画「早咲きの花」の製作者と原作者、蒲郡市長表敬訪問

 東三河を舞台に戦時中の子どもたちの姿を描く映画「早咲きの花」(菅原浩志監督)の製作者が15日、主要な舞台となる蒲郡市の金原久雄市長を表敬訪問した。映画は豊橋市制100周年記念事業として製作。

 原作者の宗田理さんと訪問したのは、映画製作会社「シネボイス」の作間清子社長。同社が製作してヒットした「ぼくらの七日間戦争」(88年公開)も菅原、宗田のコンビだった。

 「早咲きの花」では、宗田さんの「子どもたちの戦友」など3つの小説をベースに、物資が窮乏していた時代に明るく生きる子どもの群像を映画化し、豊かな現代への警鐘としている。

 映画は、主演のベテラン女優、浅丘ルリ子さんのほか豊橋市などで募集した子どもが出演。蒲郡市の竹島海岸や三河大島などで撮影が進んでいる。9月10日にクランクアップし、来夏に県内で一般公開する。その後、全国での公開も予定している。

 宗田さんが「映画化する上で三河湾の風景が必要」と話すと、金原市長は「観光のPRになるので応援したい」と応じた。作間社長は、「終戦直後の厳しい時代にみんなで力を合わせて自分の世界を築いてきた子どもたちの姿を見てもらいたい」と意気込みを話した。

(2005-08-17)


                     
東日新聞(050817)
協働まちづくりの点字ブロック整備で模型利用

 蒲郡市は、市道の歩道拡幅工事に伴って作り直す点字ブロックの配備で、手作りの模型を使って視覚障害者の意見を取り入れることになった。設計段階から利用者がかかわる、バリアフリーの道路整備は同市では初めて。

 同市は、国が提唱する「あんしん歩行エリア」構想で通学路になっている市道「緑町・旭町1号線」の歩道約200メートルを拡幅することになったが、他の市道と60度の角度で交わる変則の交差点があるため、点字ブロックの配置に苦慮していた。

 相談を受けたのは、市内のNPO(民間非営利団体)法人「市民クラブ」の金子哲三理事長。金子理事長が市盲人福祉協会の吉見一男会長(47)=竹谷町=を紹介、神明町の勤労福祉会館にある市民活動サポートセンターで市職員が意見を聞いた。協働のまちづくりを進める市民クラブは、市の委託で同センターを開設している。

 吉見会長は「以前は図面で説明されてもよく理解できなかったが、模型だとブロックの形や配置がよく分かった。とてもいい方法だ」と話した。

 あり合わせの段ボールで交差点付近を再現する模型(縦横の長さ25センチ)を作った職員は「頭で考えていたブロックの配備とは違っていた。まさに目からうろこだ」と話した。55%の国補助を受ける拡幅工事は11月以降に着手する。

(2005-08-17)



                     
東日新聞(050819)
蒲郡市で緑色のミカンの出荷始まる

 昔を思い起こさせる緑色のミカンの出荷が、蒲郡市神ノ郷町のJA蒲郡市総合集出荷場で始まり、農家の主婦らが忙しそうに選果していた。

 このミカンは温室栽培で育てられ、冬の間の暖房を短期間に調整するなどして、皮の色が緑色のままでも甘みと酸味のバランスのとれたおいしい味に仕上げる。

 ミカンはかつて、冬期にしか食べられず色も緑色が普通だったが、今では栽培技術の進化でいつでもオレンジ色の甘いミカンが食べられるようになった。

 しかし、昔を懐かしがる年輩者や珍しいものが好きな消費者に向けて緑色のミカン「グリーン温室みかん」が登場するとたちまち人気を呼び、JA蒲郡市から毎年、100トン以上を出荷している。

 同市の産地では今年、生産者32人が3.1ヘクタールで栽培し、約130トン(前年比9%減)を9月中旬まで出荷する。中部地方を中心に関東地方へも出荷し、デパートや果物店などで1個100円程度で販売する。

(2005-08-19)

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東日新聞(050821)
蒲郡ビルフィッシュトーナメント開幕

 太平洋でカジキマグロなど大型の回遊魚を狙う、豪快なつり競技「第4回蒲郡ビルフィッシュトーナメント」が20日、ラグーナ蒲郡のラグナマリーナを拠点に開幕した。21日まで。

 県内と静岡県のマリーナから36チームが参加した大会は、渥美半島沖から三重県の大王崎沖の太平洋で展開した。

 初日の成果は1本で、ラグナマリーナに所属するセンチュリーブリーズ(田中斉船長)に乗船した加藤昭夫さん(ラグーナ・ゲームフィッシングクラブ)が、大王崎沖約25キロでつり上げたクロカワカジキ(重量79・2キロ)。

 地元ラグナマリーナと御津町の三河御津マリーナのほか、静岡県の浜名湖や静岡市のマリーナからも参加した。

(2005-08-21)



                     
東日新聞(050822)
東三河の自立を語る会が石田犬山市長招き勉強会

 東三河の自立を語る会(発起人代表=中田學大陽出版社長・事務局=木俣佳丈事務所)は20日、ホテルアソシア豊橋で第2回勉強会を開いた。

 東三河を自立した立派な地域にするという目的で開かれる勉強会。今回は、教育論や地域行政手腕で全国的に注目されている、石田芳弘犬山市長を講師に招き、「まちは生涯学習の最良の教室」をテーマに進められた。

 石田氏は、街の再生と教育について犬山市を例に出し、持論を展開した。「街の再生には中心地区商店街に求心力を持たせること、首長が街に対する哲学を持つことが大切」と語った。

 続いて教育論に入り「教育改革は教員改革から。そのポイントは教育長と教育委員会だ」と話し、同市で教員たちに、各教科の副読本を製作させたことなどの実例を紹介した。

 質疑応答も活発に行われた。講演中、質疑応答時とも氏の語り口のユニークさとジョークの連発で、笑いの絶えない勉強会となった。

(2005-08-22)


                     
東日新聞(050824)
「海陽学園」などの玄関口、JR三河大塚駅の建て替え工事完了 29日に完成式


 複合リゾート「ラグーナ蒲郡」や来春開校予定の中高一貫校「海陽学園」の玄関口、JR三河大塚駅の建て替え工事が完了した。地元自治会「大塚学区総代会」は29日午前10時から、駅前広場で完成式を行う。

 新しい駅舎は鉄骨平屋約75平方メートルで、約50年前に建築した旧建物より一回り大きく、リゾート地や文教地区にふさわしい、れんが積み風の化粧壁の外壁が印象的な造りになった。

 駅舎は、老朽化で88年に一度改築しているが、01年にリゾート施設が本格オープンしたため、1日当たりの乗降客が2000人規模に増加。駅舎拡張などが望まれていた。

 要望を受けたJR東海は04年、列車とプラットホームの段差を解消するかさ上げ工事を終了し、今年3月からは総工費8000万円で駅舎の増築や外壁をリニューアルした。うち1500万円は、乗降客以外でも利用できる公衆トイレを設置するため、市の前年度予算で賄った。

 市は今年度、駅前広場約1300平方メートルをカラー舗装とインターロッキングで整備し、道路照明灯1基と広場周辺を植栽。事業費600万円を投入した。

 工事完成に伴い、地元自治会の大塚学区総代会は植樹したケヤキに飾るイルミネーション、ラグナー蒲郡は地域を案内する掲示板を寄贈する。

(2005-08-24)

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東日新聞(050826)
蒲郡市が徒歩通勤の手当廃止へ

 蒲郡市は10月1日から、自宅からの距離が2キロ未満の徒歩通勤者に支給していた通勤手当を廃止する。9月5日開会の市議会定例会に条例改正案を提出する。

 同市では今年4月、支給する根拠が不明確ではないかとの指摘で、支給額を4300円から2800円に減額したが、他市の動向をみて廃止することになった。

 対象になるのは、全職員1215人のうち約300人で、年間約1000万円を節減する。

 東三河では、豊橋市が今年4月に廃止したのに次いで2例目。新城市と田原市も10月1日から廃止し、豊川市は一宮町と合併する来年2月1日までに廃止するという。

(2005-08-26)


                     
中日新聞(050826)
安城市が電子入札を来月から実施 県内自治体で初

 安城市は二十五日、インターネットを使った電子入札制度を、九月十六日公告の工事から実施する、と発表した。県内の自治体で同制度を導入するのは初めて。

 同市発注の公共工事をめぐっては今年七月、市内の土木・建設業者の役員ら二十五人が競売入札妨害などの疑いで書類送検された。市は、談合事件が発覚した一昨年秋から談合が起きにくい入札制度を模索。四月からは原則すべての工事を条件付き一般競争入札に変えた。

 電子入札は、インターネット上で業者が入札する制度。発注情報や入札結果が公開され、入札に参加する業者が特定しにくく、入札業務の迅速化も図れる。

 市内業者らを対象にした工事から電子入札を導入し、市外業者へも順次、広げていく。三十一日に業者への説明会を開き、計四回のテスト入札を行ってから本番に臨む。 

  (村瀬 悟)



                     
東日新聞(050827)
日本PTA全国研究大会、健康・安全をテーマに蒲郡で分科会


 第53回日本PTA全国研究会愛知大会・第8分科会「健康・安全」が26日、蒲郡市栄町の市民会館で開かれた。全国から学校関係者ら約1200人が参加した。

 明治大学心理社会学科の三沢直子教授が基調講演「描画テストに表れた心の発達の停滞」で、最近の子どもたちの心に起きた異変を説明。攻撃的で破壊的な絵を描く子どもが増え、衝動性の抑制力が育っておらず、いわゆる「きれる子」が増加していると紹介した。

 「親と子の心の絆(きずな)をより深め、子どもたちの健全な心を育てよう」をテーマとしたパネルディスカッションでは、藤田保健衛生大学医学部の山本\子教授(神経内科)をコーディネーターに、文部科学省学校健康教育課長や地元幼稚園長、子育て支援グループ代表、PTA関係者らが話し合った。

(2005-08-27)

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東日新聞(050827)
蒲郡市が条例でホームレス排除へ

蒲郡市は、市内の公共施設に青テントを張ったり小屋掛けして居座るホームレスなどを排除するため、条例案を市議会9月定例会(5日開会)に提出する。

 条例案によると、道路や公園など市が管理する施設では、市民らが安全に利用できないような工作物や自動車など障害となるものを持ち込んだり設置することができない。違反者には、文書などで「勧告」、「措置命令」を段階的に提出し、最終的には強制的に排除する「代執行」ができることになっている。

 同市では数年前から、竹島町の竹島園地内や蒲郡町の中央公園内、浜町の下水道浄化センター駐車場などにホームレスが居住したり移動を繰り返し、利用者や付近住民からの苦情が相次いでいた。

 条例施行は来年1月1日からだが、施行後すぐに立ち入り調査を執行。該当する場合には「勧告」する一方で、希望者には岡崎市の県指定収容施設を紹介したり仲介する。市は、「措置命令」に従わない場合には数カ月で「代執行」する方針を示している。

(2005-08-27)


                     
東日新聞(050828)
愛・地球博、にぎやかに蒲郡市の日

 愛・地球博で、郷土色豊かな伝統芸能やイベントを繰り広げる市町村デー「蒲郡市の日」が26、27日の両日、あいち・おまつり広場(長久手会場)でにぎやかに行われた。

 28日は、市内各地に残る伝統芸能の保存会や愛好団体が出演。チャラボコ太鼓8団体と奴踊り、獅子舞、七福神踊り各1団体が日ごろ鍛えた技を披露した。ラグーナ蒲郡のテーマパーク「ラグナシア」のキャラクターショーや、9月に蒲郡競艇場周辺で開く、トライアスロンの最高峰「世界選手権」の紹介イベントも行った。

 27日は、市内の音楽団体が総出演。合唱団3、吹奏楽団2、管弦楽団1、和太鼓グループ2の総勢8団体が参加。レベルの高い演奏を披露した。

 この日注目を集めたのが、同市を中心に産地が広がる三河繊維を素材としたファッションショー。特産のカーテンや寝装品などの生地を大胆に利用してデザインしたファッショナブルな作品や、伝統的な三河木綿・三河縞(じま)風の柄を取り入れたカジュアルな作品を披露。若者らが楽しい海浜リゾートで憩うという設定と演出で紹介された。

 「三河湾から始まる、自然と共生のまち蒲郡」をテーマに公募して選ばれた岡崎市在住のデザイナーが、オリジナル作品80点を制作した。

 ステージ上の大型スクリーンでは、ショーの進行に合わせて波静かな湾内や竹島などの観光名所、海洋型複合リゾート「ラグーナ蒲郡」などが紹介され、万博会場を訪れた見物客が熱心に見入っていた。

(2005-08-28)


                     
東日新聞(050830)
JR三河大塚駅建て替え、盛大に完成式

 複合リゾート「ラグーナ蒲郡」の本格オープンに伴う乗降客の増加で行っていたJR三河大塚駅の建て替え工事が終了し、地元自治会主催による完成式が29日、盛大に開かれた。関係者ら約140人が参加した。

 JR東海の阿久津光志東海鉄道事業本部長が「地元の皆さんの熱意で改築工事が進みました」と経過を報告。来賓としてあいさつした金原久雄市長は「改築は地域の振興につながる」と期待を込めた。地元の伝統芸能保存会が神楽を奉納して完成を祝った。

 今年3月から進められた改築工事は、駅舎を増築し、外壁をれんが積み風の化粧壁を使用してゲートをイメージさせるデザインに仕上げた。駅舎関係の総工費は約6500万円。

 駅舎の建て替えに伴い、市は事業費約1600万円を投入して駅舎に隣接する場所に公衆トイレを新設した。

 同駅は53年、海水浴客のため夏場だけの季節限定駅として開業し、その後近くで新設した高校のために普通列車が止まる通常駅に昇格。駅前の海岸がリゾート地として埋め立てられてテーマパークなどがオープンして乗降客が増加。来春には全寮制の中高一貫校が開校することもあって、玄関口となる駅の整備が求められていた。

(2005-08-30)

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