◆市町村議員削減(041003)
 
 市町村合併が議員を削減する起爆剤となっています。

 西尾市や御津町では、合併がまとまらなかったけれども、責任を取って4減らしたようです。

 津具村、額田町では、合併特例法の在任特例を使ってではありますが、2、7の削減をしています。

 議会が改革の範を示したとの意見があるようですが、本当にそうでしょうか。


 一方、合併もしようとする気のない蒲郡市。人口約10万5千人の西尾市が、24だから、人口約8万2千人の蒲郡市は22か23。次回選挙までには、この程度の削減が可決されることになるでしょう。

 他市がどうのこうのではなく、今真剣に取り組んでいる議員が何人いるのでしょう。議員の最低限の仕事である一般質問を毎定例会12、3人程度の人しかしない。過去、8割程度の一般質問をしているのは、議員26人中たったの3人です。議員になれば誰でも年に60日程度の非常勤の仕事で、約800万円の高報酬がもらえる。そんな現状の中で、議員が役人への行政改革の不十分を指摘する資格があるのでしょうか。資格がないから質問の矛先が鈍ってしまっているように思います。

 しかし、数を減らすと、大向議員のような人が当選できないことになります。減らしすぎると、能力に係わらず組織を持っている人しか当選できない。困ったものです。少なくとも60日程度の仕事で約800万円の報酬額が本当に妥当であるのか考える必要があると思います。

 私は、市会議員を職業とすることには反対です。つまり、議員報酬は、今の総代区長の報酬程度で十分だと思いますし、それに見合った仕事をするだけで議員の使命は果せると思います。職業を持ちながら、市政に興味のある人が数年議員をやる。そして、次の人にバトンタッチする。それでいいと思います。権力にしがみ付いていてはいけません。


 市会議員は有償ボランティアです。



                     
中日新聞(040904)
定数24に削減
西尾市議会

 西尾市議会は3日の定例会で、議員定数を現行の28から24に削減する条例の一部改正案を賛成多数で可決した。2007年1月の次回市議選から実施される。
 西尾市と同規模の人口10万から20万人の法定数は34。今回の改正で西尾市の定数は、県内同規模の市議会の中では最少になる。同市議会は1999年の市議選で定数を30から28に減らしたばかりだが、行政改革の一環で削減に踏み切った。


                     
中日新聞(040917)
ぺーぱーナイフ
議員定数

 西尾市議会が議員定数を28から24に減らす決断を下した。県内の同規模の市の中では、最少の議員定数になった。
 同市は幡豆郡三町との合併話がまとまらず、今年1月に任意合併協議会を解散した。
 「新設」か「編入」かの合併方式で市側は「編入」と突っぱね、協議は平行線のままだった。不調に終わらせた責任が、定数4減に込められている。

 市は今後5年間で、115億円の財政不足が懸念されている。年間14%の財源不足。これを市議の人件費全体に照らし合わせると、定数の4減が当てはまった。
 市議4人分の人件費は年間約3400万円。115億円に比べれば微々たる数字だが、行財政改革を検討する市職員には定数4減の威圧感は絶大だろう。市議の一人は「議会の血を流すような決断が、市の行革に生かされないといけない。市側の動きは厳しくチェックしていく」と鼻息は荒い。

 議会内の議員定数適正化検討委員会では合併を想定し、定数を20まで減らせ、と主張した市議もいた。地域住民の意見を反映させる市議をそこまで一気に削減すべきか、疑問が残る。

 
今回の定数削減は市民の評価も高い。ただ、行財政改革では減らす方向にだけ力を注いでいいものか。市民へのサービスが低下し、地域活性化などの足を引っ張る可能性があるから。歳入増をいかに創出するか。市議会の正念場はこれからだ。(桜井孝雄)


                     
中日新聞(040923)
津具村議会定数減条例改正案を可決
10→6に

 設楽町と来年10月の合併を目指す津具村の村議会は22日、現行の定数10を6に減らす条例改正案を賛成多数で可決した。1993年に2議席減らして以来、11年ぶりの定数削減。

 同村では、村議たちが合併の在任特例を使って選挙の”洗礼”を受けず新町の町議になる方針が決まっている。このため来春の村議選から定数を削減し、財政削減の姿勢を示すという。合併相手の設楽町の町議会も定数13から12に減らす条例改正案を可決している。

 一方、同じ東三河地方で市町村合併をしない方針を決めた御津町の町議会も今月、定数16から12に減らす削減案を全会一致で可決した。こちらも「
議会が改革の範を示した」としている。


                     
中日新聞(041001)
議員定数14→6に 条例改正案を可決
額田町議会

 額田町議会は30日、議員定数を現行14から6に削減する条例の一部改正案を賛成多数で可決した。任期満了(10月21日)により、同月5日に実施される次期町議選で適用される。

 町は2006年1月1日に岡崎市との合併を予定。これまでの合併協議会で、新市の市議定数は現在の岡崎市議の定数40のままとすることが決まっている。新市誕生時は
合併特例法の在任特例により、町議6にんを含んだ暫定46人で市議会を運営。市議の任期満了(08年10月25日)により実施される次回市議選で、定数通りの40にする方針。


                     


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送