◆公募教育長の再任否決(040926)
 
 組長(市町村長)には、公約した内容の実行には絶対的な権限が与えられます。住民に直接公約して当選する限りはその公約を議会も認めざるを得ません。しかし、それを継続出来るか否かは、組長と、議会との力関係つまり、住民がどちらを支持するかです。組長は、重要な改革法案を公約し、その法案が議会で通過しても、すぐに結果を出さなければ、保守的な議会の反対に会う可能性が大きくなります。

 そんな記事が、「公募教育長の再任否決」と題し新聞に載っていました。

 前回無投票の蒲郡市長選でしたが、現市長の具体的な公約はありませんでした。それでも市民は影で不満を言っても多数意見となっていません。まちを変えたいと願う市民の声が、いまだ小さい。多くの市民は、このままでいいと思っているのでしょう。

 まちを変えていくには、先見性及び傑出したリーダーシップを持つ指導者と、その指導者を支持する住民が必要です。変えたければ住民一人一人が立ち上がり、有能なリーダーを探さなければなりません。


 一方、議員においては、具体的な公約はほとんど意味がありません。立派な公約しても過半数の議員の支持を得なければそもそも実現できません。基本的には行政のチェックする仕事ですから、組長とは全然違います。


参考:明日への思い・市民参加行政否決

                     
中日新聞(040917)
公募教育長の再任否決
三重朝日町議会 「民間の感覚そぐわぬ」

 三重県旭町の町議会は16日、昨年9月に公募で選ばれた小久保純一教育長(47)の再任議案を否決した。小久保教育長は東海三県では愛知県西春町に次いで2人目の公募教育長だった。

 田代兼二朗町長が提出した小久保教育長(今月30日任期満了)の教育委員再任議案について、議員から「(教育長が進める)民間の経営感覚は教育にそぐわない」などの反対意見が出され、賛成少数で否決された。

 教育長の公募は昨年4月の町長選で合併反対を訴えて初当選した田代町長が
公約し、同9月に会社員の小久保さんが選任された。人気は前教育長の残任期間の1年間だった。小久保教育長は、生徒を顧客と位置づけ、教育に民間の経営感覚導入などを掲げていた。

 町議会は同日、田代町長の町政運営が議会を軽視しているとして問責決議案を全会一致で可決。小久保教育長は「
業績面ではなく、政治の道具として再任を否決された。町のために頑張っていたのに残念だ」と話した。



                     


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