◆改革の是非(040627)

 平成16年3月定例会の一般質問の内、私の独断と偏見で抽出したのが、H16.3議会データです。その中で、
赤字にした文字のみを書き出してみます。

                     

◎議員質問

*『
改革への取組』(荘田博己議員)

これじゃあ、進歩しないな、私はそう思いました。現状に満足しているかのような発言であるように感じます。やはり、さらにもっといい道があるわけでございます。そして、必ずしも本当に現状がよい状態で着実で確かに進んでいるのかという、そういう本当にそうなのかという疑問を持っていただきたい。
(中略)
 
問題なのは既得権なんだ。一遍この既得権を持っちゃうと、行政の中でもなかなかそれを手放さない。特に今学校の運営権というものを校長先生から、そうでない教育に関係のない方にある程度その発言権を認めてしまうと、やはりこの既得権が壊れてしまうというような、そういう部分があるんじゃないのかな、こういうふうな思いがいたします。



*『
改革推進室の設置』(荘田博己議員)

 
市長、あなたのもとに改革推進室を設け、統廃合、民営化、事業の廃止、縮小、そしてアウトソーシングを進め、事務事業評価を含めた行財政改革に取り組まれたらいかがでしょうか。(中略)市長の決意をお尋ねしておきます。



*『
設楽ダムの見直し2』(柴田安彦議員)

 水需要を見直し、人が工夫をすることで自然環境を守ることこそ、今求められているのではないでしょうか。政治家はそれなりの哲学を持って未来の理想を追うべきだと考えます。



*『
統廃合・民営化』(荘田博己議員)

 行政改革大綱でも各種の学校行事の実施が困難になり教育効果に問題が生じると、こういうふうに指摘をしているところでございます。先送りは許されないのであります。市民の間には統廃合は当たり前、できなければ税金を上げるしかない。
(中略)
統廃合で不要になった教育施設は、高齢者の福祉施設に転用するなど、総合的な市民福祉の議論に発展させていくべきと考えますが、いかがでしょうか。

 
既にその役割を終えて、カルチャーセンターのようになっている勤労青少年ホーム、結婚式などほとんど行われていない市民会館など、一体これからどの公共施設を見直そうとしておられるのか、お聞きをいたしておきます。



*『
保育園の民営化』(荘田博己議員)

 
保育園の民営化は全国的な動きとなっているのです。
 
なぜなら、低年齢児保育、休日保育、延長保育、そして入園予約など民間が機動力を発揮し、さまざまな保育ニーズに対応しているからであります。サービスが向上し、かつ財政の負担も減るのです。職員の皆さんの雇用にも十分配慮して、段階的に進めていけば、10年ほどで半数の園の民営化が可能であります。行政改革大綱にもこう書いてあります。市職員がすべての市民サービスを提供するのではなく、民間が得意な分野は民間に任せ、費用対効果の高いサービスにすることが肝要である。



                     

◎市長・役人答弁

*改革推進室の設置』(岸本晃一総務部長

 
改革推進室の設置につきましては、現段階では貴重なご提言として受けとめさせていただきたいと存じますので、よろしくお願いいたします。



*『
市町村合併1603』(金原久雄市長)

 これまで議会で述べてまいりましたように、合併については住民の意向を尊重することが肝要であるという考えに変わりはございません。町村合併についての情報収集にはこれまで以上の努力をしてまいる所存



*『
設楽ダムの見直し2』(金原久雄市長)

 
河川法で保護されております既得水利権の中で一度決めた約束、ルールを改めることはなかなか困難ですので、他の水利権者や河川管理者等で話し合いを行い、決まった条件、すなわち現在、異常事態時、限られた場合にのみ他水系から融通してもらうことで対応することしかありません。
 
以上のことから渇水時に対応できる安定的な水源を確保するためには、設楽ダムは計画通り建設されることが必要であると考えております。



*『
小中学校統廃合5』(平岩尚文教育長)

 
当面学校数は現状でいき、今後児童生徒数の推移を見ながら統廃合すべきかどうかを検討していくという結論になりました。

                     

 私の思いは、荘田議員のこの言葉につきます。


 これじゃあ、進歩しないな、私はそう思いました。現状に満足しているかのような発言であるように感じます。やはり、さらにもっといい道があるわけでございます。そして、必ずしも本当に現状がよい状態で着実で確かに進んでいるのかという、そういう本当にそうなのかという疑問を持っていただきたい。


 
影の市長ともいわれる助役もある講演会において、蒲郡の現状はそんなに悪いものではないと言われました。本当にそうでしょうか。

 「改革推進室の設置」においては、市長が答えるべき質問であると思います。部長に答えさせていては、設置する意欲が感じられません。

 「設楽ダムへの見直し」においては、
異常事態時には、水を供給してもらえるわけです。今までに蒲郡の水が一切なくなったことがあったのでしょうか。利用者が無駄な水の使い方をしていませんか。ダムを作るという前に、蒲郡市民でもできることがたくさんあると思います。それらのことを市民に問いかけていますか。市長の言う安定的な水資源を確保するために、多大な自然破壊をしてまでする必要があるのか真剣に考えていただきたいと思います。

 「小中、保育園、公共施設の民営化」においては、現状肯定する限り何もできません。よりよい方法を探すべきです。実際他の市町村で取り組まれています。教員出身者の方が教育長になる限り、小中の統廃合は無理のような気がします。
既得権を手放す筈はないのですから。

 「市町村合併」においては、これまでこのHPで述べてまいりましたように、情報収集した内容を
公開してほしい。これまで以上の努力とは何かわかりませんが、蒲郡市HPの合併情報は,アンケートしかありません。


 いずれにしても、
昔のように高度成長を望めない経済、少子高齢化、地場産業の衰退等明るい未来を想像しづらい中で、現状のままでいいのか、悪いのかということです。 改革が必要とおもえば、それを実践する市長、市会議員を選ばなければなりません。そうすれば、議会の承認を必要とする助役も変わります。場合によっては、今の収入役に、助役の役職を包含させることもできます。隣の御津町は、助役を廃止しました。

 決めるのは、蒲郡市民であるあなたです。

あなたが変わる あなたが変える あなたのために!


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