◆無料バスの日(040319)

 広報がまごおり3月15日号において、お知らせ欄に「蒲郡無料バスの日は廃止となります」と以下の内容が掲載されました。
バスの利便性の周知および環境対策の一環として「蒲郡無料バスの日」を毎月5日に実施してきましたが、この制度の目的を達成できたと考え、4月から廃止しますのでお知らせします。」

 この制度の目的を達成できたとありますが、この制度の目的とは何でしょう。 バスの利便性の周知および環境対策の一環なのでしょうか?前者においては、バスは、徒歩より利便性が高く、自家用車よりは悪いことは「無料バスの日」を実施しなくてもわかります。後者においては、バス通勤をやめて、自動車通勤にすれば環境対策にはなりません。

 下表に全駐車スペース数に対する無料バスの日の車確認台数の割合を示します。市職員の対応は、あまり協力的ではありません。市は、厳守するよう指導していたのでしょうか。


 今多くの市町で、公営バスが無料又は低料金で運営されています。採算が合うのかよくわかりませんが、福祉対策のようです。俗に、
コミュニティバスといわれるものです。蒲郡市議会においても、特に日恵野佳代議員が頑張って質問されていました。「無料バスの日」の予算をコミュニティバスにまわしてくれるといいなと密かに期待していたのに残念です。

 以前明日への思いの中で通勤手当の削減について書きました。思い切って、
原則自動車通勤を禁止してみてはどうでしょうか。環境にはいいし、渋滞緩和対策にもなり、バス会社は維持できるし、無駄な残業はせずに早く帰ろうとするだろうし(私も会社員のとき無駄な残業をしました。)、健康にはいいし、道中にゴミ拾いもできるし・・・。一石六鳥。いいことはもっとありそうです。


 市は本当に「無料バスの日」を廃止するだけなのでしょうか。この事業を廃止するに当たり、市民に 説明責任を果すべきではないでしょうか。


                     

蒲郡市役所 環境課より

年度 月日 確認台数 全スペース数 協力率 %
 9 12/10 74 315 76.5
10  6/ 5 68 312 78.2
12/10 63 300 79.0
11  7/ 5 79 297 73.4
 8/ 5 67 297 77.4
10/ 5 98 297 67.0
11/ 5 96 297 67.7
 1/ 5 105 297 64.6
12  4/ 5 102 255 60.0
 6/ 5 115 255 54.9
 7/ 5 123 255 51.8
 9/ 5 89 255 65.1
10/ 5 105 255 58.8
12/ 5 80 255 68.6
 1/ 5 42 255 83.5
 2/ 5 59 255 76.9
 3/ 5 56 255 78.0
13  4/ 5 68 255 73.3
 6/ 5 91 323 71.8
 7/ 5 82 323 74.6
 9/ 5 92 323 71.5
10/ 5 106 323 67.2
11/ 5 146 323 54.8
12/ 5 119 323 63.2
 2/ 5 143 323 55.7
 3/ 5 149 323 53.9
14  4/ 5 123 323 61.9
 6/ 5 124 325 61.8
 7/ 5 117 325 64.0
 8/ 5 124 325 61.8
 9/ 5 132 325 59.4
11/ 5 163 325 49.8
12/ 5 138 325 57.7
 2/ 5 134 325 58.8
 3/ 5 166 325 48.9
15  6/ 5 147 311 52.7
 8/ 5 161 311 48.2
 9/ 5 163 311 47.6
11/ 5 194 311 37.6






                     




以下に、蒲郡市議事録の中で「無料バスの日」で検索された議事録を掲載します。

                     

 また、本年6月以降の毎月5日を「蒲郡無料バスの日」として定め、路線バスの利用者が市内で降りる限り、始発から終車まで、全区間を無料で乗れるという制度を創設して、バス利用の低迷打開の支援策として、バスの良さを認識していただこうとするものです。平成113月議会 鈴木克昌市長)


                     

 なお、以上のほか、議員ご案内のように、6月5日から毎月5日を蒲郡無料バスの日とし、併せて毎月5日をノーカーデーとすることにより、マイカーの利用を自粛し、公共交通機関や自転車などの利用を進め、地球温暖化防止の一助としてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。以上で答弁を終わります。平成11年6月議会 富田忠男総務部長)


                     

 市民のための交通対策でありますが、路線バスの利用者減の状況の中で、高齢者や交通弱者の足として必要な路線バスの存続を図るため、11年度において、毎月5日を「蒲郡無料バスの日」として定め、バス利用者の料金助成をしてまいりました。本年度も引き続き実施してまいります。(平成12年3月議会 金原久雄市長)



                     

また、高齢者等の交通弱者対策及び地球温暖化防止と交通渋滞による排気ガスの減少など、環境対策の一環として有効な路線バスの存続とバス利用の促進を図るため、本年度も毎月5日を「蒲郡無料バスの日」として実施してまいります。 (平成13年3月議会 金原久雄市長)



                     

 また、高齢者等の交通弱者対策や環境対策の一環として、路線バスの存続とバス利用促進のため、本年度も毎月5日を「蒲郡無料バスの日」として実施してまいります。(平成143月議会 金原久雄市長



                     

 Aシルバーパス、無料パスの発行で、民間バスの活用。私どもの発行してる市政報告でバスのことを取り上げると書いたところ、早速市民から電話がかかってきました。平田の方で市民病院ができたおかげでバスの停留所ができてありがたい。もっととまる場所や回数をふやしてほしい。大体なぜバス路線のあるところに保健センターなど、公共施設をつくるように考えてくれなかったのか。家政学院の跡地とかあったのに。無料バスの日よりも年寄りが安く100円くらいでバスに乗れるようにしてほしいというお話でした。市は民間バスの路線維持のため、独自補助を年間3,300万円ほど行っています。それなのに、がらがらのバスが走っていると市民からの声がよく聞かれます。

 また、毎月5日、バス無料の日はバス利用者をふやし自家用車の使用を減らして、環境に貢献するとして1,000万円弱の支出をしています。5日には市の職員にもバスを利用しましょうと呼びかけ、5日だけは確かにバスが客でいっぱいです。しかし、他の日に客がふえたとは聞きません。公共交通を確保する市の支出を直接市民が恩恵を受けられるように無料パスの発行を求めるものです。車を持たない市民にとってバスは大事な生活の足です。

 しかし、お年寄りなど料金が高いために利用をためらい、結局外出が減ってしまうことになります。市民証を活用したシルバーパスなら顔写真も入り、身分証明のかわりにもなります。外出支援と交通安全確保でお年寄りが元気なまちづくりを進めるべきではないでしょうか。
 (平成14年12月議会 日恵野佳代議員)


 次に、
(2)シルバーパスの発行で、民間バスの活用についてでありますが、路線バスが市内全域を網羅してないこと、また大変厳しい財政状況であり、実施することは困難である状況でありますので、ご理解をいただきたいと思います。(平成14年12月議会 遠山陽一郎市民福祉部長)

 それから、バスのAの民間バスで無料パスを発行してほしいという話なんですけれども、これ、路線が市内全体には行ってないから無料パスを発行すると不公平になると言われましたけれども、だったら、市が路線維持のために3,300万円出したり、5日に1,000万円近く出している、そっちは不公平じゃないんですか。全然バスに乗れない地域の人がいるのに、4,300万円くらい出しているんですよ。それで、そうは言っても市内の中心部を西浦から町の真ん中通って大塚まで行っているし、市民病院にも行っているわけですから、かなりの地域は中心はこれで走っているんですよ。それでお年寄りが西浦から市民病院に行こうと思ったら、大体往復1,000円ぐらいかかりますよね。今お医者さん代も上がって、なかなかお金がかかるということが非常に取りわけつらくなっているんです。

 財政が大変厳しいというお話がありましたけれども、私はそんな何百万円も新たに要るような提案をしたつもりはありません。今のこの
3,300万円とか、5日の1,000万円近くというのは、市の単独の補助や事業なんですね。別に法的に路線維持のためにこれだけの分を負担しなさいよといって出しているわけじゃない。それはまた別に出しているわけです、1路線。その中で市がバス会社とこういうパスを蒲郡が発行するので市内はお年寄りの方を無料で乗せるという契約書を交わせばいいんじゃないですか。今でも既に3,300万円出している、路線バスの維持のためだけに。そういうことを交渉する気もないのかどうかということなんです。

 この話をすると、私が聞き取りにというか、いろいろ教えてもらいに行ったときは交通防犯が教えてくれるのに、お年寄りの話だと福祉だといって、予算的にはそういうふうならまあ福祉で予算をとってもらわないととか、そういうことを言われるわけですよね。同じ1つのバスが走っていて、それは市がお金を補助しているわけです。路線維持としても役に立つし、同じお金のままでお年寄りにも外出支援として役立ってもらえる。そういうことを提案しているんですね。これをやって、じゃあ今路線維持を出してないバス路線に急にお年寄りがどっと乗って、その分を市がものすごくたくさん、持たなければいけなくなるなんてことは、およそ考えられないでしょう。そうそう便利に大体今でも走っているわけじゃないんですから。そういうことをちょっと考えていただきたいと思うんです。

 一部の地域しかバスが走ってないというんだったら、道路だって同じことでしょう。こっちを、つくったら向こうがまだ道ができてないから、不公平だからみんな道をつくらないって言いませんよね。効率の高いところからまずつくってそれから順々にほかのところにも行くということが必要だと思うんです。

 それで、私が非常に市の姿勢で問題だと重うのは、市全体の公共交通をどう確保するのか。空白地をどういうふうに対応していくのかということが今全然ないんですよ。かつては庁内に検討委員会があったり、4年ぐらい前でしたかね。それから、何か去年にも対策を考えてみたけれども、余りにもお金の要る話になってしまったので、やめてしまったと言うんですね。今は何もしてないと言うんです。それでは市民はいつまでたっても助からない。豊田市のように1つの手法ではなくて、できる地域でそれぞれいろんな手法を組み合わせて、豊田市だってさっき壇上で述べた6種類ぐらいお話をしましたけれども、全部一遍に始めているわけじゃないんですよ。順々に話がまとまったところ、やれるところからこういうことをやって少しずつ公共交通の空白地をなくしていくという取り組みをしているんです。

 それがうちでないというのが非常に問題だと思います。この辺をどういうふうに市は考えているのかということをちょっとお伺いしたいと思います。

 もう1つ言っておくと、うちはこの3,300万円の補助を出していますが、じゃあ、それぞれのバス路線に何人乗っているのかということも知らないんですよ。そういう調査結果をもたずにバス会社の言ってくる金額を払っているんです。それはもちろんデータは国や県にも行っているから、不正が行われているとか、乗らなかった人の数をふやしてたくさん市からもらっているという、そういうことを疑って言ってるわけじゃないんですが、蒲郡市自身がこのバス路線で何時は何人ぐらい乗っているとか、そういうことをつかみもせずに、それはできない、財政的にやれないって言っているだけだったら、市は何にもやらないことになってしまうんです。市全体の公共交通政策というのを考えてほしい。

 今の政策は、私、路線維持は非常に大事なことだと思ってます。だけれども、本当にそれが有効に使われているか、5日の日のことなんかも含めると、疑問があるんですね。例えば5日の日に定期を持っている人がバスに乗ると、270円のバスチケットを返してくれるんですよね。またいつかこの270円分のチケットで乗ってねと言って。でも定期もっている人はもうそれ必要ないですし、じゃあ、家族と270円でまたいつか乗るかといっても、余り考えられません。そこまで5日の日には手間をサンライズにもかけ、こちらもお金を負担してやっているのに、お金がそんなに要ることじゃない。あとこれできっと要るとしたら、パスの発行だけですよね。それは市民証で活用すればできると思うし、そういうことをトータルで考えていただきたいと思うんですが、この点はどうでしょうか。お願いします。(平成14年12月議会 日恵野佳代議員)

 シルバーバス無料パスの発行で民間バスの活用してはどうかのご提言について私から答弁申し上げます。現在、市はバス会社に対し、2つの補助を行っております。1つは、特定区画バス運行補助であります。この補助金の目的は公共施設等への生活路線維持であります。もう1つは、毎月5日の無料バス補助であります。この補助金の目的は公共交通機関の利用促進と地球温暖化と環境対策であります。この件につきまして、日恵野議員は、市は民間バスの路線維持のため補助を行っている。それなのに、がらがらのバスが走っている。車を持たない市民にとって、バスは大事な生活の足だから、市民証を活用したシルバーパスを発行してはということでありますが、会社の立場からいうなら、がらがらだから市から補助金をいただいているのであり、満員であれば市に対して補助金を要求しないということだと思います。

 したがいまして、シルバーパスを発行すれば当然会社側としては、それに見合った補助金の増額を市に対して要求してまいるかと思います。それは、現段階においても増額要求をしてきている状況でありますから、推測されるわけであります。したがいまして、現時点では市とたしましては先ほど市民福祉部長から答弁いたしましたように、このような厳しい財政状況でございますので、現行補助金をふやしてまでシルバーパスの発行をすることは考えていないということであります。


 ただ、交渉について云々ということがありましたので、それについてはもう一度話すことはやぶさかでないというふうに思っています。

 それから、交通空白地域につきましては、それにつきましては、以前、公共交通検討委員会で議論されたところでありますけれども、新たに公共施設等が新設されれば、その段階で検討してまいりますが、今の段階では今まで、現在行っている以上の交通空白地域の対策としてバスを走らせるとか、そういうことは現段階では考えておりません。よろしくお願いいたします。(平成14年12月議会 岸本晃一総務部長)

 まず、バスの話ですけれども、今、市がバス会社にお金を出しているのは利用促進と地球温暖化防止、それは全くいいんです。会社の立場で言えば、がらがらだからパスを発行すれば増額を要求される。でも今乗ってない人の分に補助を出しているんですよね、もちろん必要経費があって、収入があって、引き算の中で赤字の部分を市が向こうの計算に従って出しているんですけれども、今あいている人の分を市がどうして持っているかですよね。乗っていない人の分を。そこへ乗るだけですよね。もちろん路線維持してない部分がありますよ、半分の路線は補助をしてないので、そこの部分では今までお金を1,000円払っていた年寄りがただで乗れるようになれば、その分は減収と言われるかもしれませんが、それは市の交渉ですよね。今までいろんな補助金だって、場合によっては、向こうに交渉どころか、一方的にもうこの補助金は減らさせてもらうとか、カットすると言って切ってくることだってある。

 蒲郡だって今の苦しい財政状況の中で精いっぱい、この路線バスの維持のためにお金を出してるんです。さらに5日の日まで出しているんです。これをあわせて交渉するというのは、交渉はやぶさかではないというふうに言われましたが、それはどういう内容を交渉していただくというお話になるのかしら。パスを発行すれば増額を要求されるからやる気はないという話のあとで、交渉はやぶさかではないと言っていただいたんですが、ふやさずにやってくれるという交渉をしてみてもいいと、そういうことですかね。ここだけちょっとお聞きしておきたいと思います。

 それと、公共交通の空白地に対しては、今まで以上にバスを走らせるという気はないというお返事ですが、じゃあ、蒲郡で、最初の答弁に戻りますが、バスの路線のない人は自分が全然乗れないバスのために市が4,300万円出して、自分は恩恵なしということが、もうずっと続くということなんでしょうか。今すぐこれもこれもできるとか、やれっという話をしているわけじゃないですね、私は。でも、路線のない、バス路線のない何もないところの人をどうするかということは考えるべきだと思うんです。市の中だけで考えてなくて、タクシー会社もあるだろうし、地域の人もあるだろうし、それは知恵を出し合って、考えていくという姿勢が必要ではないかと思うんですが、きちんと公共交通政策というのを、別に来年すぐつくれとか、そういう話をしているわけじゃないですが、そういうことを考えていくことは必要ではないと考えているのでしょうか。今走れという話じゃないですよ、今言っているのは。これはまた別の話で、公共交通政策を市は持っていかなくていいのかという、持たないという、そういうおつもりかどうか、市長にお聞きしたいと思います。(平成14年12月議会 日恵野佳代議員)


 市といたしましては、現在行っております補助金の目的が早く達成されるよう、バス利用者がふえ、この補助金を削減、またはゼロとし、他の市民のためにこのお金を有効活用してまいりたいと、願っているものであります。そこで日恵野議員さんが現在4,000万円近く会社に出しておる、そういうことからバスが現在利用者ががらがらのバスということで補助金を出しているのだから、そういう高齢者等のパス券等、市民証等を利用させてはということでありますけれども、それで、交渉について私は先ほど申し上げましたように、今現状でも補助金をふやしてほしいと会社側は言っているわけでありますので、そういう申し出をすれば当然今現在の補助金をふやしてほしいということを言うんではないかということを先ほど申し上げたんですが、それについて日恵野議員さんはそんなことはないだろうというようなお考えを持っておられますので、それについて、また逆に違うといって首を振られたですが、してくれるかどうかについては交渉すると言いますか、一度話は、その考えは一応お話はしてみたいと思っております。

 それから、公共交通地区の空白についての政策については、当然引き続いて検討してまいります。ただそれを実施するとなると当然バス会社からもまた補助金とか、そういう要求は出てくるかと思いますので、今、現時点ではそこまで埋めるような施策はできないというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。(平成14年12月議会 岸本晃一総務部長)


                     

 さて、公共交通機関の整備・充実ですが、高齢者等の交通弱者対策や環境対策の一環として、路線バス存続のための助成事業とバス利用促進のため、毎月5日に実施している「蒲郡無料バスの日」を継続してまいります。(平成15年3月議会 金原久雄市長)

                     

 それから、民間バスでぜひとも無料パスを発行してという話ですけれども、実施することは困難な状況とおっしゃいましたけれども、何で困難だという話は特にありませんでした。これは12月議会にもお話をしたことですので、バス会社との交渉もやぶさかではないという答弁もいただいておりますので、その辺の中身が何かお話をしていただいたというふうに聞きましたので、どうなっているのかということを披瀝していただきたと思います。(平成15年3月議会 日恵野佳代議員)

 2点目は、無料バスの日に定期券提示者に270円の乗車券を渡している件でありますが、当初の考えとしては、乗車する人はすべて平等という意味合いであったようでありますが、この件については、会社としては無料バスの日の定期乗車への乗車券の交付は廃止することは構わないとのことでありましたので、無料バスの日の利用促進の目的からかんがみ、平成15年4月5日の無料の日からこの制度は廃止してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。(平成15年3月議会 岸本晃一総務部長)


 5日に無料バスの日ということで、これに年間
1,000万円出しているわけですけれども、別にこれを出す政策的効果というか、それがどれだけあるかという話ですよね。環境問題とか、それからバスになじんでもらうという理由をこれまでも何度か伺っているわけですけれども、平日に乗っている人は別段それでふえるわけではない。5日に、もうぎゅうぎゅうになるぐらい乗っている、それは無料だから乗っているけれども、ではほかの日にふえるわけではないんですよね。5日に270円のチケットを返すなんていうのは、別段本当にどうでもいい話で、バスの運転手はその方が手間がなくていいというだけのことです。5,000円で1カ月フリーパスで、30日毎日乗ればお得だなんていうふうに売り込みをされても、毎日乗る人はそうはいないんですよね。定期の人は定期を買うのと、それとどっちがお得かというぐらいで、お年寄りが毎日毎日それに乗ってどこかへ行くわけではない。それこそがん封じ寺へ行きたいというときに安心して乗れればそれでいいわけです。西浦温泉とか。府相のへんでいうとそういうところへちょっと行ってみたいということなんですよね。

 そういう人たちに気軽に外出してもらえるように、市の施策を福祉の分野と交通という面とちょっと担当がいつも分かれてしまうので、なかなか話が難しいんですが、その辺はもうちょっと今後研究をしていただきたいというふうに思います。5日のバスの無料のことも含めて。本当に市民にとって効果のあるお金の使い方をしていただければいいわけですから、その辺は今後ちょっと再検討をまた求めたいと思います。(平成15年3月議会 日恵野佳代議員)


                     

 次に4点目として、「蒲郡無料バスの日」の見直しについてお伺いをいたします。
 きょうは、ちょうど5のつく日ということで、運行しているバスに、きょうこの庁舎へ来る際に2台ほどバスにすれ違うことができました。相変わらず無料バスの日ではございますが、乗客は少なかったわけでございます。私は、この無料バスの事業目的は、バス利用の促進を図ること及び地球温暖化防止等、交通渋滞の緩和を図るということだと承知しております。しかし5年目に入ったこのバスも、無料だからその日だけ利用するというようなぐあいで、ふだんのバス利用の促進のために役立っていないと思います。また、この事業のために14年度決算では9605,000円が支出され、15年度予算では1,0083,000円が予定をされております。この際、見直しを含め、真剣に検討したらどうかと思います。お考えをお聞かせください。
 (平成15年9月議会 波多野努議員)

 次に、(4)の「蒲郡無料のバス日」はご承知のとおり、バス利用の促進を図ること及び地球温暖化防止と交通渋滞の緩和として、平成11年6月5日から始まったものであります。無料バスの日の1日当たりの利用者数については、平成11年度は約2,100人、平成12年度は約2,500人、平成13年度は約2,790人、平成14年度は約3,680人と、年々利用者数は増加をしてきています。しかしながら、年間を通しての一般バス利用者数の推移から、現在この制度がバス利用の促進に大きく反映していると思えないところがあり、議員ご指摘のとおり、無料バスの日に、その日だけ利用されているといった本来の目的と違う目的で利用されていることが見受けられることも承知いたしております。このような中にあって、本制度が発足してから、ことしの6月で4年が経過し、本制度についてもそろそろ再考する時期に来たと認識しています。(平成15年9月議会 岸本晃一総務部長)


「蒲郡無料バスの日」については、年々利用者数は増加しているとのことですが、きのうの大向議員の質問にあったように、事業評価をしっかりしていただき、方向を出してほしいと思います。また、将来に向かっては、コミュニティーバスの運行を考えれば、また違った利用者がふえるのではないでしょうか。
(平成15月議会 波多野努議員)

                     

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