◆市町村合併No3(031207)

 蒲郡市の市町村合併に対する取組は、市長曰く「市民の醸成を待つ」と言うことです。蒲郡市は今まで、市民に何をしてきたのでしょうか。
1.広報がまごおりにおいて、
 ◎平成12年12月1日号では、市町村合併について国が示している考え方を紹介
 ◎平成13年2月1日号では、国が都道府県に対して市町村合併の検討の参考や目安となる合併パターンなどを内容とする市町村合併推進要綱の作成を要請したのを受け、愛知県が作成した要綱を紹介
 ◎平成13年4月15日号では、蒲郡市の沿革、合併特例法について
 ◎平成14年4月15日号市町村合併問題に対する市民のご関心についての調査結果報告

2.蒲郡市ホームページにおいて、
 ◎企画調整課の仕事の一つとして合併問題が取り上げられ、市町村合併問題に対する市民のご関心についての調査結果報告のみがされています。

 この調査においては、
対象者:20歳以上の市内在住者6,600人(有権者の約1割)
調査方法:無記名方式で、郵送による発送・返送
実施期間:平成13年10月1日〜31日
発送数:6,600通
有効回答数:2,830通
有効回答率:42.88%
でした。議会において、この調査の意義について疑問視する質問もありました。


 蒲郡市は、合併特例債を受けられる期限の平成17年3月までの合併は幸か不幸かありません。だからといって、
上記程度の情報公開で良いのでしょうか。多くの市民の方が、広報がまごおりの合併の記事を理解し保存しているとは思えません。継続的に見ていただくためにも、ホームページへの掲載は必要であると思います。
 蒲郡市はコンピューターの専門誌が行った行政の情報化進展度調査で県内1位、全国で36位と上位にランクされました。市民に提供すべき情報の最重要の1つである合併問題の掲載内容について、その名に恥じぬよう検討していただきたく思います。


 幸田町では、平成14年5月から11月まで、7回にわたって市町村合併の特集を広報こうたに連載しました。この内容は、幸田町ホームページにも掲載し、幸田町独自の内容で情報提供しながら、町民の意見を伺っています。
 そして、町内においては今年(平成15年)6月、町議会に市町村合併研究特別委員会、町外においては7月、岡崎額田地区の1市2町の合併の是非を判断するための資料を作成するために事務方による岡崎額田地区合併研究会を設置しました。結果として、岡崎市と額田町が法定協議会を設置する方向で動き出し、
幸田町は次なる広域的な合併(蒲郡市を含む)を目指すということのようです。(下記参照)

 岡崎市では、蒲郡市を含む合併が、議会で質問されています。(下記参照)また、岡崎額田地区合併研究会ホームページがリンクされています。

 豊川市では、豊川市ホームページに合併問題が詳述され、豊川市・音羽町・一宮町・小坂井町・御津町合併協議会 のホームページがリンクされています。

 幸田町、岡崎市、豊川市は、平成17年の合併に向けて検討、または進行しているので、詳細なホームページが開設されていても不思議はありません。

 平成17年の合併はしないと明言している豊橋市では、市町村合併問題について基礎となる調査・研究を行うため、平成13年5月に庁内組織として「豊橋市市町村合併研究会」を立ち上げました。この研究会では、市町村合併に関する情報収集を中心に、合併の効果、周辺地域の現状など基礎的な部分について調査・研究を重ねてきました。平成13年度、14年度の2年間にわたる研究成果を報告書としてまとめています。

 
蒲郡市はこのような研究会を開催したり、公平、正確な情報公開をあらゆる手段を使って徹底的にして下さい。その後は市民が決めます。市民アンケートでも、住民投票でもして下さい。蒲郡市としてやることをしなくて「市民の醸成を待つ」はいただけません。



                     

記者会見幸田町長コメント
(平成15年11月14日3市町長面談による平成17年3月を見すえた合併協議会についての記者会見)

 本町につきましては、本年6月に議会に市町村合併に関わる特別委員会が設置されて以来、将来を見すえた本町のあり方や姿を描きながら議論を重ねて参りましたが、その機が熟していない現況下で、合併特例法の期限である平成17年3月を見すえた合併協議会には残念ながら参加することができないと判断させていただきました。しかし、岡崎市、額田町ともに同じ岡崎額田の広域市町村圏の中で、長い歴史とともに歩んで参りましたので、このきずなは堅持していくことは勿論であります。新しい合併特例法の下で、さらに大きな枠組みの中で、岡崎市をリーダーとしてこの地域が飛躍する都市づくりのための構想実現に向けて努力を切にお願いするとともに、わたし共も努力して参りたいと考えております。

                     

★(平成15年9月定例会 伊藤文治議員)

 岡崎市と市町との合併問題及び市庁舎移転についてお尋ねをいたします。

 これにつきましても、市町村問題ということで、それぞれ研究を今現状されております。また、この議会の議場の中でも、その問題についてそれぞれの方から質問がございました。私は観点を少し変えて御質問をしてみたいと思っております。

 市町村合併につきましても、私どもが長いおつき合いをしております
蒲郡市さん、いろんなことで御厄介になってまいったわけであります。特に競艇事業を挟んでのお互いのコンセンサスがあったわけでありますので、愛知県下一の政策通あるいは太っ腹という柴田市長は、どのようにお考えなのか、1点だけお尋ねをしておきたいと思います。

★(平成15年9月定例会 柴田紘一市長)上記の答弁

 市長はどういうふうに考えるかという私への御指名でございますので、思いをちょっと言わせていただきますと、伊藤議員さんは蒲郡ということをおっしゃいました。確かに本市も競艇事業を通しまして、非常に深いかかわり合いを持っておる町であります。それから、お隣の幸田町さんは、隣接ということで、非常に近い関係にあるということでありまして、合併問題を考えるときに、そうした問題も視野の中に入れながら、幾つかのパターンの中で、住民合意が得られるのはどこなのかということを模索をしていかなければいけない、そんなときではないかと思っております。合併問題もいろんな動きがありまして、幸田町さんの方にも西尾市さんの方から非公式ではありますが、うちと一緒になってくれというような話、あるいはもっと広域的に一緒になればいいじゃないかというような話、いろいろ入り乱れております。

 しかし、何と言っても、合併というものは、やはりそこに住む人たちにどのような夢とビジョンを与えて、そういう希望を持って生きれる、そういう先があるかということが、非常に大事なことだと思っておりますので、これからも皆さんとよくお話し合いの中で、大きなビジョンに向かって進むんだけれども、それにはどういう段階でいったらいいのかと、いつやったらいいのかと、今はどうなのかということが、よく話し合われて進んでいく必要があろうというふうに思っております。蒲郡のお話も十分お聞きをいたしておりますので、今後ともよろしくお願いをいたしたいと思います。

                     

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