◆選挙後の記事(031117)

 11月9日の総選挙が終わりました。選挙に関しての印象に残った新聞記事を2つ掲載します。

                     

中日新聞(031112)
「たくさん落としてくれたね」
衆議院選自民減 愛知陳情団に八つ当たり

 「愛知は総選挙でまた(自民候補を)たくさん落としてくれたんで、陳情は控えめにした方がいいですよ」−。前自民党政調会長の麻生太郎総務相は11日、衆議院選で自民が大敗した愛知県から訪れた予算要望団と総務省で面会した際、強烈に”八つ当たり”した。

 衆院選で愛知県自民は15の小選挙区のうち3選挙区しか勝てなかった。比例を含めた総議席数でも、森政権下で惨敗した3年前の前回衆院選からさらに3減の6議席へ落ち込む衰退ぶり。

 前回も、愛知での惨敗に腹を立てた自民幹部が愛・地球博や中部国際空港など、地もと事業への”報復”をにおわせた経緯はあるものの、小泉政権下での党のイメージが変わりつつあるだけに、県側は多少、楽観的だった。

 ところが、開口一番で突き放した麻生総務荘の冷ややかさは、前回の状況に劣らぬほど。要望団を率いた神田真秋知事は顔色を失い、地方への税源移譲の必要性を訴えるのが精いっぱい。一行は「参った。何とか怒りを鎮めてもらわないと」と困惑しきりだった。



 この記事を読んで、よく問題発言されるけど、何となく憎めない麻生氏らしいなと思いました。特に麻生氏の仲間の浅野氏が落選してしまったのでよけいに言わなきゃ気が済まなかったのでしょう。やっぱり政権与党の自民党でなければダメなんでしょうか。民主党の鈴木克昌氏のご活躍を期待します。

                     

中日新聞(031113)
もう一つの選挙

 総選挙当日の9日に投開票された常滑市長選で、落選した元市議会議長の鈴木輝明さん(68)は、ちょっと骨のある人だと思った。

 「無投票ではいけない。市長を選ぶ権利がなくなってしまうし、批判票さえ入れられない」

 出馬表明の記者会見、告示後の第一声、個人演説会・・・。話の切りだしは、決まってこう。選挙事務所を訪ねれば「
当落より、元気がない常滑市民の意識を変えたい」とも話していた。

 対する4選を果たした現職は、政党や労働組合、団体などの支援を受けた盤石の態勢で、鈴木さんは大敗した。現職の有効投票数に対する得票率は、過去4回の選挙で最高の74%というおまけまで付いた。

 それでも鈴木さんは、6743票を獲得。「予想以上」と見る向きが少なくない。加えて無効票は998票で、前回の282票を大幅に上回り、全投票数の3.6%を占めた。

 鈴木さんの思いは、ある意味で市民に理解され、その一端が投票行動に表れたともいえよう。

 でも、鈴木さんは言う。

 「なぜ、68歳にもなる私が市長選に出なきゃいかんのか。もっと若くて、やる気のある人が手を挙げるようにならないと、常滑はだめになってしまう」
 常滑に赴任して9ヵ月。
感じるのは「物言えば唇寒し」の風潮。政治に限らず、市民が表立って意見を言える環境を、つくっていかないと。

(朝田憲祐)




 愛知県下の33市の中で、人口減、市民所得、高齢化等あまり数値の良くない市(ワースト3)は、蒲郡市、常滑市、新城市です。常滑市は、中部国際空港建設中で、そしてカジノを計画しています。前途ある将来に向かって市にもっと活気があるように思っていましたが・・。蒲郡市も傍から見れば、ラグーナで活気があるように見えるのでしょうか。

                     

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