◆コミュニティ政策学会(030708)
コミュニティ政策学会・研究フォーラム第2回大会が、7月5日および6日に犬山市で開催されました。
当該学会は、一般市民、NPO関係者、市長、市役所職員、大学教授等の集まりでです。コミュニティをとおしたまちづくりを理論だて、実践してきたことを、互いに情報交換しあう場として有意義な活動をしています。コミュニティは人類発生以来形成されていますが、時代にあったコミュニティが求められています。
コミュニティとは、地域社会、共同生活体のことで、市民が自主性と責任に基づいて、地域で共同し、よりよい生活条件や社会環境を実現するための組織(第三次蒲郡市総合計画より)です。蒲郡の総代区は一種のコミュニティですが、市からの分権、及び住民自治を積極的におこなう組織(例:学区コミュニティ)が総代区とは別に必要です。なぜなら居住地域のまちづくりに参加し、事業を成し遂げたりすれば、人のために役立ちたいという欲求(人間の本能)が満たされ生き甲斐が得られるからです。今までのように何でも市がやるというのは、ムダが多いばかりでなく、人間の生きがいも奪っていたという事になります。
先進市町村では、約10年前よりコミュニティの再生に取り組んでいるようです。しかし、全てがうまくいっているわけではありません。取り組んでいる市町村すら少ない状況です。蒲郡市も学区コミュニティを導入してみてはどうでしょうか。
参考〔4−1.学区コミュニティ〕
プログラム
7月5日(13:00〜20:00)
●第2回総会
●シンポジウム「コミュニティ政策学会へのアプローチ」
−コミュニティ関係諸領域からの問題提起−
建築学 広原盛明(龍谷大学法学部 教授)
政治学 白石克孝(龍谷大学法学部 教授)
社会福祉学 井岡勉(同志社大学文学部 教授)
司会:鳥越皓之(筑波大学大学院社会科学研究科 教授)
●首長鼎談 「私のコミュニティ論」−市町村合併とコミュニティ−
新潟県豊栄市長 小川竹二
三重県名張市長 亀井利克
石川県七尾市長 武元文平
司会:中西晴史(日本経済新聞社)
●親睦会
7月6日(9:30〜16:30)
●第1分科会「地域住民組織・NPO・自治体の協働」
座長 木原勝彬(特定非営利活動法人 NPO政策研究所 理事長)
報告 佐藤三郎(月見山連合会自治会 事務局長)
山口祐子(特定非営利活動法人 NPOネットワークセンター 理事長)
松田昇平(犬山市企画調整課 統括主査)
●第2分科会「コミュニティづくりへの行政支援」
インタビュアー 岡内須美子(高松市市民部 次長)
菊池美代志(帝京大学文学部 教授)
報告 南秀一(大阪府岸和田市自治振興課 課長)
高橋敏郎(新潟県柏崎市市民活動支援課 課長)
浅川昌孝(大阪府八尾市企画調整部地域経営室 室長補佐)
●第3分科会「自由報告」
座長 中田実(愛知江南短期大学 教授)
報告 谷口功(名古屋大学院環境学研究所)
大内田鶴子(江戸川大学経営社会学部 助教授)
斉藤悦子(岐阜経済大学経済学部 助教授)
●昼食交流会
●オプションツアー(犬山城下町散策)
主催:コミュニティ政策学会・研究フォーラム
犬山市(学会総会を除く)
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