◆市町村合併(030624)

 市町村合併は、合併特例法の期限がくる2005年3月まで約2年を切りました。現在約3200の市町村が、合併によって約2000に減少する見込みです。しかし、多くの合併協議は、まとめるのに苦労しているようです。財政の厳しい現状において、
合併は行財政改革の一手法として必要です。そのため国は合併特例債を発行し、合併を促進させようとしています。あたかも吸収合併されそうな市町村民は、合併によるメリットを見いだせにくく、現住の地名が無くなってしまうといって悲観的です。新市名をどうするかで田原・渥美・赤羽根の合併協議はつぶれ、豊川・宝飯5市町の合併協議はもめています。


 蒲郡市は、幸か不幸か2005年の合併はありません。つまり蒲郡市は合併協議会には参加していません。だからといって、このまま何もしないで良いのでしょうか。市議会においても、
蒲郡市の無策に対し異議を唱える議員もいます。


 蒲郡の合併パターンには、豊橋を中心とする豊橋派、岡崎を中心とする岡崎派、そして、単独派の3つあると思います。

 豊橋派について、昨年(平成14年)6月、東三河懇話会が打ち出した「東三河流域政令市」構想があります。豊川の水の利用をもとに21市町村からなりその中に湖西市、三ヶ日町・新居町も含めています。2015年から20年までに合併を計画し、人口約83万人となります。県境を越えた合併を目指すスケールの大きな話です。この東三河流域政令市の中の蒲郡市の役割、位置づけはどうなっているのでしょうか。

 岡崎派について、具体的に検討されている組織があるのでしょうか。私は今のところ知りません。

 単独派について、蒲郡市独自でやっていけるのでしょうか。市の借金(公債費)は、県で2番目に多く約550億円。主要産業は不況のまっただ中にあり、大企業も少なく、今後競艇利益も当てにならない状態では財政は成り立ちません。合併は必然のような気がします。


いずれにしても、
蒲郡市は、市民の醸成をただ待つのではなく、積極的に合併に関する情報を公開し、市民に検討させるデータを示すべきです


 参考〔3−5.市町村合併


「東三河流域政令市」構想21市町村
愛知県
蒲郡市、豊橋市、音羽町、御津町、小坂井町、豊川市、一宮町、新城市、鳳来町、作手村、設楽町、東栄町、津具村、豊根村、富山村、田原町、渥美町、赤羽根町
静岡県
湖西市、三ヶ日町、新居町

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