★(平成12年3月定例会 牧野亘産業振興部長)  

農業政策』 

 次に、本市の農業政策の現状と将来展望についてでありますが、まず豊岡三谷地区の基盤整備の現状を申し上げますと、都市計画道路豊岡大塚線以南の約10ヘクタールの面整備がほぼでき上がってきました。引き続き、都市計画道路以北も工事を進め、平成14年度までに面的整備を終える計画になっております。この地区の営農計画につきましては、専業農業者に貸してもよいという農地をできるだけ集約する換地手法を取り入れており、将来は観光農園的な農業経営も研究いたしておるところでございます。

 (中略)  

 さて、本市農業の現状につきましては、農業者数の推移に関し見てみますと、全国的な動向と同じく、減少傾向をたどっており、また農業従事者の高齢化も徐々に進んでおりますが、農家1戸当たりの農業所得につきましては、全国平均の約 2.5倍にもなっておりまして、本市農業者の経営に対する意欲と能力は全国的にもすぐれているものと思っております。こうした本市の農業者の高い能力と活力からしますと、遠からず農業者数の減少に歯止めがかかる時期が来るものと期待をいたしております。


 そこで、本市の農業政策の将来展望に関しましては、平成11年7月従来の農業基本法にかわり、38年ぶりに食料、農業、農村基本法が改正、公布されました。市といたしましても、この新農業基本法の目標に沿った農業施策を実施していきたいと考えておりまして、基盤整備の推進、担い手の育成、農用地の利用、集積の推進、かんきつ等の蒲郡みかんとしてのブランドの一層の向上、そして、今後は法人化の経営組織もふえていくと予想されますので、農協及び県普及センター等と連携を密にしまして、できる限り指導、援助をしてまいりたいと考えております。また近年問題になっております耕作放棄地の解消に関しましては、農地の有効活用を図る観点から、担い手農業者への農地の利用集積を図ってまいりたいと思っております。
    

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