★(平成15年6月定例会 宇野道也産業環境部長)

ユトリーナ

 伴議員さんからご質問のユトリーナの活用についてお答えをいたします。
 三谷町原山の焼却場の老朽化に伴いまして、新しい焼却施設の建設が避けられない中で、現在地に建設をお願いするように地元の方々と調整が行われてきました。建設目的の焼却場、いわゆる現在のクリーンセンターでありますが、そのものは市民生活を営む中では、なくてはならない施設でありますが、逆に地元とされますと、もろ手を挙げて迎え入れていただけるという公共施設でもありません。

 そうした中で、地元である西浦地区の総代会、形原地区の総代会の皆さん方の深いご理解をいただきまして、建設に向けての協定書が締結をされました。この協定書の中の1つの項目として、クリーンセンターの余熱を利用した施設の整備が定められております。このお約束に従って建設されたものが現在のユトリーナ蒲郡であります。

 ユトリーナ蒲郡の位置づけについて過去に議論がいろいろなされ、整備がされてきたわけでありますが、施設の目的として、福祉施設なのか、あるいは施設内容をあるレベル、質を高めた有料施設にするのかという判断につきましては、後者の有料施設という形で、施設整備も立派なものができたというふうに思っております。

 また、入場料の設定につきましては、同種の近隣の料金を参考にして定められてきたというものであります。こういう経過の中でありますが、現状は議員がおっしゃいますとおり、入場料で初期投下はもとより、維持管理費も賄えない状況であります。

 しかしながら、より多くの市民の方々、あるいは市外からのお客様にご利用いただくように、誘致対策をいろいろ行ってまいりました。例えて申し上げれば、割引制度の導入、回数券制度の導入、それと市内の事業所をそれぞれお尋ねをして、その会社の福利厚生の一環としてご利用をお願いできないかという営業活動も過去に行ってきております。

 この結果として、14年度では、前年度対比の入場者数が13.8%というわずかでありますが、増加をいたしております。本年度につきましては、新しい取り組みとして水中健康教室がもう開催をされておりまして、好評をいただいているところであります。まだまだ維持管理費が賄える状況ではありませんが、市民の皆さんの健康保持と増進を図る施設として位置づけをして、引き続き誘客対策を検討し、実行してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

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