★(平成15年6月定例会 加藤好之都市開発部長)

鉄道高架事業・駅南開発

 それでは、議員ご質問の観光まちづくりに関しまして、鉄道高架事業と駅南の土地区画整理事業につきましてご答弁申し上げます。

 まず、鉄道高架事業につきましては、県の事業主体となって平成2年度に着手して以来、14年目を迎えております。工事もますます本格化し、この4月14日には下り線の高架が完成し、引き続き17年秋の上り線供用、また18年春の駅舎完成に向け、事業も順調に推移しているところでございます。

 ご案内のように、鉄道高架事業は総額454億円で、事業期間18年間の一大プロジェクトであり、蒲郡市にとりましても基盤整備の中心となる最重要課題の事業でございます。平成12年11月の名鉄高架完成、そして今回の下り線完成によりまして、踏み切りでの交通渋滞は大いに緩和し、通行の利便性とともに、高架事業の進みぐあいを市民の皆さん方には改めて感じていただけたものと思っております。

 今年度、予算投入額は32億8,500万円で、補助対象額の4分の1、7億5,000万円が市の負担でございます。工事といたしましては、仮線の撤去、高架橋の基礎工などが予定とされております。

 また、駅舎につきましては、「海を生かす・観光蒲郡」にふさわしく、帆走するヨットのセールをイメージに曲線を生かしたデザインで、完成の暁には、やはり大いにPRできる駅というふうに考えております。

 なお、鉄道高架の全体の事業スケジュールでございますが、平成18年春にJR東海全線の高架が完成いたします。その後、交差道路の整備、つけかえ道路の復旧、河川整備などを進めてまいりまして、平成19年度末が連続立体交差事業、いわゆる鉄道高架事業の完成目標でございます。
 これからも愛知県と一体となって事業推進に努めてまいります。

 次に、駅南土地区画整理事業につきましては、都市機能の更新と良好な住宅環境の実現とともに、中心市街地としてのにぎわいの創出を事業の目的としたものでございまして、観光蒲郡の玄関口にふさわしい駅前広場と50m道路を中心に質の高い公共施設の整備とともに、特色を生かした顔づくり、まちづくりに取り組んでいるところでございます。平成元年に事業認可を受けまして、現在まで、事業進捗率は総事業費171億円に対しまして、事業費ベースとして63.7%でございます。特に駅前広場の整備状況でございますが、東西150m、南北80mの面積1万2,000uの計画でございまして、北側の駅前広場と南側の広場を結ぶ幅20mの高架下自由通路から50m道路への歩行導線を中心部分に配しまして、東側にバスバース、西側にタクシーヤードとしたもので、セパレート型で計画をしております。

 今年度、バスやタクシー会社と、また公安委員会などと施工調整を済ませまして、16年度から地中化、また雨水管渠など埋設工事を先行いたしまして、全体の整備予定、完了予定は鉄道高架の事業スケジュールに合わせた18年度末までには終えたいと考えております。

 次に、50m道路につきましては、国道23号から松原線まで、これを第1工区といたしまして、14年度から東側の歩道部分を着手しております。平成17年度の目標に整備を進めてまいりまして、西側のアピタ側につきましては、17m50と大変広い歩道空間を有しておりまして、植栽や景観施設など効果的に配置し、公園的なものとして、また50m全体をイベント広場としての活用も視野に入れた計画でございます。

 駅前広場1万2,000u、また50mを一体的な都市空間として調和のとれた施設計画を進め、蒲郡の玄関口としてふさわしいまちづくりに促進してまいりたいと思います。

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