『観光都市宣言2』

★(平成17年6月定例会 伴 捷文議員)

 次に、蒲郡市の観光交流立市宣言についてお尋ねをいたします。3月議会で観光交流立市の宣言を行いました。この宣言文の崇高な理念・思想はすばらしく立派な文章であります。しかし、
一般庶民には少し距離があり実感もわかず、他人事のように思えてなりません。今さらこんな批判を申し上げるつもりはありませんが、宣言した以上は立派な観光都市に整えていかなければなりません。一つ私が思うには、宣言に伴う観光ビジョンの実行には観光関係者との協力とコミュニケーションが必要であります。果たしてうまく連携がとれているのでしょうか。

 もう一つには、「市民の市民による市民のための観光交流」となっていますが、市民の理解と協力が不可欠であります。市民を巻き込み、どのように浸透させていくことができるのか、具体的にお示しをいただきたいと思います。
 鎌田議員と若干質問が重複しておりますが、よろしくお願いいたします。壇上での質問を終わります。


◎金原久雄市長(伴 捷文議員への1回目回答)

 伴議員ご質問のうち、2の観光交流立市宣言について、私から答弁させていただきます。
 観光ビジョンは、本市主要産業の1つである観光産業の再生を目指し、市民、事業所、地域、各種団体、行政等が一体となって協働型観光都市づくりを進める中で、観光都市育てを長期的に実現するというものです。

 そこで、観光ビジョンの意義を多くの市民にご理解いただくために、観光交流立市宣言をさせていただきました。また、立市宣言を受けて、観光蒲郡を市民に理解していただくための具体的な取り組みとして、市民フォーラムの開催、工科大学入学生全員への観光パンフレットの配布、西浦小学校1年生の子供さんの温泉体験などを行って、市民の理解拡大を図ってまいりました。

 今後の取り組みとしては、市民や各種団体を巻き込んだ「観光交流ウィーク」の実施、宣言のされた3月17日を「観光の日」として設定すること。あるいは、温泉の開放、ウオーキングと温泉利用の促進、シンボルマーク・キャッチフレーズの公募決定、ふるさと博物館・産業観光等新たな観光資源の発掘などを計画検討しております。

 また、これらの事業の推進に際しては、各地区観光協会からもビジョン推進委員会に参画していただいておりますので、今後の取り組みにも全面的にご協力をいただく予定であります。


◎伴 捷文議員の2回目質問)

 次に、観光交流立市宣言の件で、改めてもう少しお尋ねをしていきたいと思います。
 今までの分は、答弁は結構でございます。以下のものに対して少しお答えをいただきたいと思うのでありますが、私は、昨年の決算委員会におきまして、温泉の湯の問題で白骨温泉とかいろいろと取りざたされたときに、
「真水にスポイト1滴でも入っていれば温泉だ」という説明を受けました。これは取り消してほしい話であります。常識から言ってもおかしいし、温泉法にも適合しないと思われます。今、蒲郡の温泉の湯「美白泉」の質や量はどのようになっているか。十分な対応ができているのかどうかここで確認をしておきたいと思います。観光交流立市宣言をしましたので、こういうことは細かいことかもわかりませんが、きちんとしておく必要があろうかと思います。


◎宇野道也産業環境部長(伴 捷文議員への2回目回答)

 順番が変わりましたら大変恐縮ですが、お許しをいただきたいと思います。

 まず初めに、「美白泉」の問題であります。市内には、泉源としては、固有名詞が出て恐縮ですが、ひがきさんが持っておられる湯と、それから松風園が持っておられる湯と、それからラグーナが持っております湯と西浦温泉が持ってる湯、それに今お話の美白泉という形で泉源があります。
美白泉につきましては、市内の宿泊施設16施設があそこからタンクローリーで運んで、現在、天然温泉という形で誘客し、お客さんに喜んでいただいているということであります。それで、当初はこれだけの数がなかったわけですけれども、天然温泉志向という形もあって、皆さんがここに参画をされてきて、現在、16社ということです。湯量とのかかわりでありますけれども、現状は各施設とも施設が持っておりますおふろという全部に天然温泉が入っているわけではなくて、それは全部表示をいたしておりますけれども、「ここは天然温泉ですよ」という形で限定的に使っております。ですので、現状の形でいけば、真水に1滴というような、そんな状況ではなくて、当然に100%、若干加水しているものは加水していますよというような全部表示が決まっていますので、そういう形で活用をさせていただいております。しかしながら、これから大浴場も天然温泉にしたいとか、いろんなところも天然温泉を入れたいという需要は各施設から上がってきておりまして、その16施設を管轄しております蒲郡温泉開発協同組合では、新しい泉源をつくるべしという組合の中での合意は一応整理ができました。それで、市内何カ所かの現場踏査も今行っておりまして、これから正式な磁気探査というんですか、そういうものを今後事業化していきたいということですので、この数年の間に物事が動いていくのではないかなというふうに期待をいたします。そうしますと、各施設により多くの天然温泉が入る形になるというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。



                     

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