『地場産業・繊維』

★(平成16年12月定例会 山本和市議員)

 まず、地場産業の振興でありますけれども、申し上げたとおり、繊維のまち蒲郡というイメージはもうなくなっている。また、全国一のロープ産業もある。三河織物は縫製、染色、繊維産業はあることはあるんですけれども、一時の全盛期の時代に比べますと、大変厳しい状態であります。

 一つの例を申し上げますと、織物の関係でいきますと、昭和36年、ガチャマン時代の全盛期でありましたけれども、昭和36年から大幅生産を受けまして、織機は1万8,115台といった数値でありました。ところが、人員はどうかといいますと、関係従業員の方は9,758名であり、大阪、名古屋を超して求人開拓、求人開拓ということで、新しい従業員の募集を大々的にやりました。そういうことでありますから、最高で9,758名という記録が残っている。ところが、平成16年の10月現在でありますけれども、織機は大幅に減っておる。大型化の機械が入っている、大変いい織機も入っておりますけれども、数量として1,217台しかございません。けた違いです。1万8,115台のものが1,217台。何と、従業員553名というふうに報告をされております。ですから、市が産業振興、地場産業の振興で産地のイメージづくりを進めると言ったところで、大変難しい。幸いにも、「夢織人」といった三河織物の名前を、やはりPRされていることは最たるものでありますから、十分業界と連絡を取りながら、何としても三河木綿の、三河織物の名を残すように、最大な方策を行政としてできる範囲内においてやっていただくことを希望しておきます。


                     

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