★(平成13年6月定例会 松本昌成議員)

ファミリーサポートセンター』      

 ファミリー・サポート・センターは、働く女性の仕事と育児の両立を支援するため、地域において育児の援助を受けたい人と育児の援助を行いたい人を結びつけ、住民の相互援助活動を促進する会員組織です。ファミリー・サポート・センターが地域にあれば、急な残業で保育園の迎えに間にあわない、でも実家は遠いし、頼める人がいない。資格取得のため講座に通いたい。でも、自分の勉強のために友人に預けるのは気が引ける。コンサートに行きたかったけど子供を預けるところがなくてあきらめた。そんな経験をした人は依頼会員として登録をしておけば、子育てを援助して欲しいとき、センターが都合のつく援助会員を探し出し、紹介してくれることになります。子供が大好きだから預かってもよい。自分も子育て中に助けてもらったから今度は誰かを助けてあげたい。こんな人が援助会員として登録することになります。実家が遠いからもしものときに備えて登録をしておきたい。でも、時間のあるときはよそのお子さんを預かってもよい。子育て中だけど何か人のためになることがしたい。こんな人は両方会員に登録することになります。
 

相互援助活動の仕組みとしては、1、援助を依頼した会員はファミリー・サポート・センターに電話をする。2、ファミリー・サポート・センターは援助会員に活動の依頼をする。3、会員双方で事前打ち合わせの上、援助活動を実施する。4、依頼会員は会則で定められた利用料金を援助会員に支払うという流れです。
             

 以上がファミリー・サポート・センターの概要であります。新エンゼルプランにも設置促進が掲げられ、厚生労働省はファミリー・サポート・センターの設置数を平成15年度末までに1,000カ所へふやし大都市圏のすべての地区に設置する方針で、13年度予算案では地域子育て支援センターなどにファミリー・サポート・センターの支部を併設する方式を取り入れ、設置数を102カ所から657カ所へと飛躍的に拡大するとしています。


 13年度からは原則雇用労働者に限っていた対象を専業主婦や自営業者にも広げ、子供を持つすべての人が利用できるようにするとしています。愛知県内では既に10年度に春日井市、11年度に豊橋市、12年度に名古屋市、刈谷市、豊田市がそれぞれ相互援助活動を開始しています。また、この4月からは岡崎市、犬山市、岩倉市、日進市がスタートしました。愛知県は、ファミリー・サポート・センターの設置促進運営支援事業を補助金交付事業と合わせて積極的に行っています。蒲郡市においても地域子育て支援の充実強化のためにファミリー・サポート・センターの設置を進めるべきであると思いますがどうでしょうか。考えをお伺いします。

                  

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