★(平成13年6月定例会 内山剛久教育長) 

小中学校統廃合2』       

 統廃合の問題でございますが、昨年3月に竹内議員からご質問をいただき、教育委員会で検討をいたしまして、当初から私が就任以来、市内の義務教育の問題について各界からいろいろご意見をいただきたいという気持ちは持っておったものですから、義務教育問題研究会という会を立ち上げました。委員の構成は文教委員長さん、教育委員長さん、総代会長さん、市のPTA会長と副会長さん、校長会長さん、主任児童委員さん、保育協会の会長さんと市の総務部長さん、計9名でございます。研究会は、昨年の8月、本年の2月、6月、計3回開催いたし、各委員さんから積極的なご意見をいただきました。その途中経過を私が説明しなかった点は申しわけなく思っておりますが、会自体も学校の統廃合というのは、なかなか複雑な問題を含んでおりまして、まだまだ結論がその委員会でも出なかったわけでありますが、しかし、議会も近づいておることだし、何らかの結論を持たないといつまでたっても進まないということで、3回目である程度の結論を出したわけであります。


 なかでも、統廃合というのは、何といいましょうか、子供が通学距離が遠くなるものが大部分であると。それから、単に行政改革の側からのみ学校の統廃合を考えるのは、これはまずいではないか。というようなご意見があったわけでありますが、特に総代さんから、いろいろな総代さんが仕事を進めていく上で、学区と行政区が異なっているというのはなかなか仕事を進めにくい。こういうお話がでまして、総代、各48人の総代さんにもアンケートを出して、そのご意見も伺ったわけであります。一番新しい小学校でも開校して27年も既に経過しておって、多くの実績を残しているので、この統廃合で学校がなくなってしまうのはまことに寂しい話であるとか、小さい学校だからなくしてしまうというのはいかがなものかと、こういうような意見がPTAの方々からは多く出ておりました。
                      

 もちろん、時節柄前向きに統廃合を考えなくてはいけないという、こういうご意見もございました。会としては、当面は何とか学区と行政区が異なっているところを、総代さんやPTAの方と相談をしながら近づける方向で進めたらどうかと、こういうのが一応の結論でございます。会の一応の結論でございますので、それを参考にさせていただいて、今後、できる限り学区と行政区を近づける方向で進めていきたいと思いますが、これまた大きな問題がやはり横たわっておるわけでありまして、まず学校が遠くなってしまうとかですね、実際には小学校が13校あるわけですが、学区と行政区が異なっているところが7つ、約半分の小学校があるわけでありまして、そういう歴史の中で再び行政区をもとに戻すというようなことがなかなかこれは支障が出てくるんではないかと思いますが、その方向で今後、まず進めてみたいと思っております。
  

 それから、昨年、学区と行政区が違うということで、三谷地区が三谷祭りを核にしてふれあい活動を行って、竹島小や蒲中の子たちが三谷祭りに参加をするということで、そのことを竹島小と蒲中の校長に聞いてみましたが、あれは非常にいいことだと、学校は違うけれども、三谷祭りをとおして伝統的行事を三谷中の子といっしょにやれたということはとてもいいということで、今後、そういう地区の行事にできるだけ学校でも協力したいと、こういうようなことを言っておりましたことを申し添えておきます。

              

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