★(平成14年9月定例会 岸本晃一総務部長)

総代区、学区、祭り区域』               

 初めに、☆現状認識については、総代区・学区・祭りの区域は、それぞれに歴史と人と人とのつながりから成り立っているのはご承知のとおりであります。市内48総代区のうち16総代区では、区域内の児童が複数の小学校に通っており、特に水竹町内の児童は、竹島小学校、蒲南小学校、蒲郡北部小学校の3校のいずれかに通学することとなります。この3者が複雑に入り組んだ地区では、特に転入してきた人にとっては、やれ学校、やれ行政、やれ祭りだといって、あちらのグループ、こちらのグループと渡り歩くような格好になってしまうこともあるかと存じます。祭りの区域は、氏神と氏子といったつながりで長い歴史があることはご承知のとおりであります。
 

 総代区についても市制施行以前から歴史がありますが、総代区の変更につきましては例のない話ではありません。例えば西田川区画整理事業で道路形態が変更されたことに伴い、昭和55年に西区、府相町、蒲郡東及び平田町の4総代区で話し合いがなされ、総代区の変更がなされました。また、平成7年に豊岡町が豊岡町1区と豊岡町2区とに分割された際に権現常会が中区に編入されました。翌年にはこの権現常会が、地域住民の要望により中区、上区、北区の総代区に分割編入しています。変更はまず地域住民の方々の話し合いから始まっております。この話し合いによりまとまった結果を関係する総代区の総代さんから地区会長さんに報告を上げていただき、地区としての結果を総代連合会長さんに報告していただくこととなります。関係住民の方々のご理解とご協力が得られることがもっと重要となってきます。


 また、学区につきましては、学校のマンモス化によって、形原北小学校、中央小学校、三谷東小学校、竹島小学校及び中部中学校と分割され、現在の小学校13校、中学校7校の体制となりました。当時はそれぞれ地元の方々のご意見も伺いながら学区の見直しを行ってきたわけでありますが、議員ご指摘のとおり、学校行事と地区行事の重なり等が生じてきており、学校としてもまた総代さんを初めとする地区の役員の方々が苦心されているところであります。学区の見直しにつきましては、蒲郡市公立学校通学区域審議会において検討されており、必要な都度開催されるものと理解しております。
                        

 次に、☆総代区・学区・祭り区域検討委員会を設置してはどうかといったご質問でありますが、今、お話しましたように総代区については地域住民の方々の意思が大事であり、祭りの区域でも氏子の方々の意思が大切であります。したがいまして、現時点では検討委員会を設置しても結論を出すことは大変難しいかと存じます。
 また、仮に委員会として結論を出したとしても、その内容がそれぞれの地元で認知されないかと存じます。
         

 次に、☆将来に向けての方向性についてでございますが、蒲郡市義務教育問題研究会が平成12年に設置され、13年1月に学区と行政区等に関するアンケート調査を市内の全総代さんに対して実施しました。この結果を見させていただきますと、各総代さんごとに違った問題があるように見受けられます。また、地区によって考え方も異なっているようです。


 また、先ほども触れました蒲郡市公立学校通学区域審議会が本年7月に4地区、形原6区、水竹町、蒲郡東、中区についての見直しに入りました。これは平成12年8月に発足した義務教育問題研究会で検討された結果、総代区と学区が異なる地域についてはできるだけ同じにしていくことが望ましいという方向性が出されたことに伴うものであります。いずれにいたしましても、現状においては抜本的な解決策の特効薬はありませんので、蒲郡市義務教育問題研究会及び蒲郡市公立学校通学区域審議会等の中で、まずできるものから順次解決してまいりたいと存じますので、よろしくご理解をお願いいたします。
                     

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