★(平成13年3月定例会 大場久充議員)

岡崎市等との合併2』 

 国では、平成11年に市町村合併の特例に関する法律の3回目の改正が行われ、今回の改正では有効期限を変更せず、平成17年を期限として、合併を支援するために特例措置を積極的に拡充するものであります。私を初め、多くの議員が本会議において、既にこの合併議論をしておりますが、蒲郡市当局の答弁では全く消極的であります。蒲郡は、西から東まで細長い市でありますので、それぞれの意思が違うはずであり、それぞれの町の成り立ち、歴史が違います。


 一方ご存じのように、豊川市を初めとする旧宝飯郡の1市4町の合併議論が最近盛んであり、合併協議会の設置については、4町では6月議会まで継続審議となる模様であります。私たち蒲郡市政クラブは、この合併議論に対し、蒲郡の立場をはっきりと述べるべきと、この2月に御津町会議員と意見交換をしております。結論を出す場ではありませんでしたが、御津、蒲郡とも宝飯、豊川の合併であれば、蒲郡も加えるべきという意見が多かったと認識しております。
                            

 聞くところによれば、豊川は1市4町で合併してから、蒲郡が望むなら合併してもいい、豊川という名前は全国的に有名だから残したいと言っているようであります。豊川は、蒲郡との合併を望んでいないと考えざるを得ません。また、蒲郡は西隣の幸田町とは、し尿処理で一部事務組合を既に構成しており、この一部事務組合を拡大し、例えば斎場、霊園、最終処分場、ごみ焼却場などを処理し、その後に幸田町を含めた西三河の他の自治体との合併を模索する方法もあるはずであります。


 個人的には、私は、蒲郡はむしろ西の岡崎、幸田、額田と合併して50万都市を目指し、松平市か徳川市になった方がいいのでないかとも考えます。岡崎とは、私たち議員の間では、蒲郡さんどうですかという声をよく聞きます。この3月に私たちの有志が岡崎の市会議員と意見交換会を行い、それぞれの市の将来を真剣に議論する予定であります。将来の蒲郡市民のために今から方向づけを考えておく必要があります。市の将来は国や県の意向に沿うのではなく、自分たちで選択するのが大事であり、市民の望まない合併は市民が不幸になります。一方議員定数で言いますと、豊川市を含む2市4町の合併では議員定数44人となり、人口から割り出した蒲郡から選出される市会議員の数は、約14人ほどであろうかと予想されます。岡崎、幸田、額田、蒲郡の2市2町の合併では、議員定数は55人となり、同じように人口比で計算しますと10人ほどでありますが、私たちは蒲郡のために何がいいのか、議員定数にとらわれず、真剣に議論していきたいと考えております。
   

 また、国からの財政支援策は例えば合併した場合の地方交付税の特例では、豊川との2市4町の合併なら15年間でわずか約28億円の上積みでしかありません。しかも新たな特別交付税措置は12億円であり、合併による臨時的経費に対する財政措置や合併特例債、合併準備補助金、合併市町村補助金などもわずかな金額であります。私たちは金額にとらわれることなく、30年、50年後の蒲郡を考えなければなりません。そこで、この合併議論において、蒲郡市当局の考え方、行動が見えてきませんので、合併に関して蒲郡は模様眺めをしていくのか、それとも、相手方から合併の申し出があってから考えるのか、何を検討したか、またその基本的な考え方はどうかお伺いしておきます。


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