★(平成14年12月定例会 柴田安彦議員)

委託料』  

 委託事業などの契約について伺います。私は、以前から蒲郡市の医師会に対する委託契約が他市に比較して高いという指摘を耳にしてきました。そこで代表的な委託事業について、幾つかの具体的な数字を調べました。基本健康審査では、蒲郡市が約2万5,000円で契約しているのに対し、豊橋市が1万5,200円程度、岡崎市が1万4,600円、豊川市が7,440円と伺いました。どうしてこれほど違うのかと聞くと、蒲郡市の健診は検査項目が多いとのことでした。確かに蒲郡市は、国の要領で定める2倍の項目を検査しています。私も医療のことについては素人ですから、知人に聞いてみました。


                  
 いわく、蒲郡市は基本健康審査で何がしたいのかというのです。つまり、受診者の病名まで正確に判断しようと思えば、それなりの検査が必要だというのです。発見したい病名をふやせば検査項目はどんどんふえるとのことです。ただし、これは健診ではなくて、診断の範疇ではないかと言われました。市として、どの範囲の病気をどの程度まで正確に発見するのかという目的をはっきりさせる必要があると思います。蒲郡市では基本健診の自己負担は2,700円です。しかし、ほかの市においては、無料としている自治体が多数あります。私見ではありますが、基本健診は病気発見のきっかけとし、診断は精密検査にゆだねればいいのではないかと思います。この際、基本健診の思想をはっきりさせた上で、検査項目も絞っていただきながら、自己負担を無料とするなどして、受診率の向上を図るのが良策だと考えます。当局の見解を伺っておきます。
 

 学校での予防接種についても各種の委託料を伺いました。蒲郡市で1時間当たり4万4,800円で、15分超過することに1万1,200円となっています。他市では、1回ごとに豊橋市で4万1,000円、豊川市が4万1,500円、新城市が3万5,000円と固定でありました。蒲郡市の学校規模が特に大きいとも思えません。市財政も厳しく診療報酬そのものも低下傾向ですので、医師会にもご理解をいただき、単価の見直しを進めるよう求めるものです。個別の予防接種についても同様な傾向があります。今回、私が話題にしたのは、委託事業のほんの一部です。一層効果的で適切な委託事業が進められることを求め、当局の対応を伺っておきます。

      

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