『財政改革一般』

★(平成17年3月定例会 小林康宏議員 質問2回目)

財政調整基金について。
 先ほど登壇をして5億8,000万円とかなり少ないわけですけれども、それに引きかえ、起債の残高が15年度末で570億、16年度末で573億、17年度末で572億とほとんど借金は570億に張りついたままでございます。使える金はどんどん減ってくる。この3年間ほとんどそんなに事業をやらなくても、ほとんど起債は減っていない。この状態が続きますと財政どうやって運営していくんだということになるわけです。ですから、
市の職員の皆さんにも言いたくはないですけれども、退職金を削減しろとか、調整費を削減しろとか言っているわけです。ここに手をつけないと蒲郡市の財政はやっていけないではないかと、それを心配しているわけです。今、それが今から最大の危機が続いていくわけですから、相当に当局は考えて、市の職員も泣いてもらうと、市長以下、そのような姿勢が大事ではないかと考えているわけです。ですから、ここは真剣に一回財政計画を立てて、予算は単年度ですけれども、もう退職金は幾らくるかわかっているわけですからね。総人件費もわかっているわけですから、そこの抑制しかないかと思うわけです。

 ボート会計が急激に上向いてくれば、それは話が違いますけれども、今の状態でいきますととても考えられない。ですから、年間100億円以上払っている人件費をやはり手をつけなくてはいけない。その辺を総務部長に答えていただくと大変ありがたいと思っています。

 
今言った退職金ですけれども、やはりここは市長以下思い切って自分が姿勢を見せて、これぐらい財政が厳しいからあんたたちも協力してよ、そういう姿勢が必要ではないか。他市を見てみますと、市長さんが30%下げたというような話が聞こえてくるわけです。やはりここは市長の決断を求めるものでございます。
 次に、臨時従事員の基本賃金でございます。これもやはり人件費でございます。
 売り上げが全国で半分になったということは大変なことなわけです。ですから、私は口を酸っぱく、この基本賃金を手をつけなくては総給料費がどうだとかいう話ではないわけです。これに全部退職金も影響してくるわけですから。だから、組合もなかなか抵抗するわけですけれども。この17年度で何とか頑張っていただいて、これに手をつけると。唐津の競艇場では2、3年前に基本賃金を20数%カットしたわけです、大変で。そのときに亡くなられた大場 実さんと一緒に唐津の競艇場へ視察へ行ったわけですけれども。ですから、実さんもこういう時代が来るではないかと思って私を連れて行ったんだと思っておりますけれども。ですから、ここの基本賃金は必ずやらなくては競艇の存続問題にかかってくると思います。赤字が続くようではやめた方がいいと、そんなようなことも出てくるわけですね。一般会計からつぎ込んでいるようでは、とてもじゃないですから。その辺をお答え願えると大変ありがたいと思います。よろしくお願いします。


★(平成17年3月定例会 小林康宏議員 質問3回目)

退職金の方については答弁がなかったと思うわけですけれども。
 職員の退職金を減らすという話は私も本当は言いたくはないわけですけれども、やはり何度も口を酸っぱくして言いますように、やはりここはどうしても手をつけなくてはならないと思っているわけです。やはり企業が悪くなってまいりますと、必ず人件費、退職金だとかそういうのが来るわけですけれども、今、蒲郡の本当に、先ほども言いましたように、大変な財政状態がこれから続いていくわけですから、17年度で終わりじゃないわけです。17、18、19とどんどんと厳しくなっていくんではないかと、そう予想されるわけです。国でも借金の山ですから、そんなに地方交付税が期待できるとは思っておりません。やはりできるだけ自力でいけるところは自力でいくとなってまいりますと、この人件費、退職金というところがウエートを占めてくるわけです。できればここ最後の答弁ですから市長さんに答えていただけると大変ありがたいと思うわけですけれども、
やはり市長さん以下、それがやっぱり職員に伝わっていくというところがあるわけですから、ここは是が非でも市長のご決断のご答弁をお願いして質問を終わりたいと思います。よろしくお願いします。


★(平成17年3月定例会 足立守弘助役 小林康宏議員 質問3回目の回答)

 退職金についてのご質問が続いておりますが、この問題については言うに及ばず、そういう考えを持っていろいろな局面を考えながらしてまいりたいというふうに思います。

 きょうは幾つかのご質問をいただきましたが、いずれも今後の市政財政の行方についてご心配をいただいた質問と受けとめておりまして、私どももこの職員給与の問題だけでなくて、いろんな面においてこの17年度は市民の皆さん方、議員の皆さん方とこれからの行方について厳しい対応というか、計画というか、こういうものをお示ししながらご協議を申し上げて階段をきちんと上がっていきたい。全体としては、蒲郡市財政厳しい状況でありますけれども、厳しいなかにも何か展望を持って、明るさを持ってという、そういう雰囲気でもって進めてまいりたいというふうに思っております。
 抽象的な話になりますけれども、いくらも寒い冬が来ても春になれば梅の花は咲くと、梅の香りを期待しながら今何をやるかということについて、この1年間真剣に皆様方とご議論を申し上げてまいりたいと、このように思っております。
 
こういう話は総論は賛成、各論は反対とこういうふうになる可能性があるわけでありますけれども、それであったとしたら蒲郡の将来はないというふうにも思っておりますので、そういう意味で議員各位、小林さん初めとして皆さん方のご協力になっていただきながら、どういうところで妥協というか合意ができて、皆さんが少しでも痛みが少ない中でこの蒲郡市がきちんと立っていける、こんなふうにも思っているわけです。よろしくお願いいたしたいと思います。


                     

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送