★(平成8年6月定例会 鈴木克昌市長 当施設の意義4の答弁)

当施設の意義5』         

 仮称蒲郡海洋情報センターにつきまして、具体的な目的に関して私の方からご説明をさせていただきたいと思います。21世紀を目前に控え、情報通信技術の発展による産業構造の革新的変化、市民生活における国際化の進展、知的好奇心の高まり、生涯学習活動の拡大、新しい行政サービスへの欲求の高まりなど、社会環境、市民のライフスタイルの変化により、行政の施策にも新しい方向が求められているのではないかと、かように考えるところであります。
        

 それらのニーズに対処する施策として、今情報化が大きくクローズアップされております。このような状況の中、本市におきましては産業の空洞化、高齢化、一極集中による人口の減少など、地方都市が共通して抱えている問題の解決、並びに観光拠点としての市の活性化を進めるため、そしてまた市民の将来的なニーズを積極的に先取りするために郵政省の自治体ネットワーク施設整備事業の導入を行い、本年度より仮称蒲郡海洋情報センター事業に着手するものであります。この海洋情報センターの施設整備の目的でありますが、まず、蒲郡の子供たちがこれまで教科書やテレビ番組でも知らされることのなかった海の誕生のドラマや、生命との関係における役割を学び、海に対する理解を深めることであります。そして、施設を利用することで、パソコン等のマルチメディア機器の使用になれ親しみ、海外の子供たちの個人的で自発的な交流を深めるということにあります。その結果、高度情報化社会に対応する能力を身につけてもらうことも重要であるというふうに考えております。

             
 情報化による産業の変化は既に始まっています。情報化をうまく活用できた企業は例え中小企業でもむしろ小回りのきく中小企業の方が大きな成果を上げています。それらの活用例を情報提供すると同時に蒲郡の個別の企業に相応し、情報化対策を提供し、機会利用の研修などを行うことを考えてまいりたいと思っております。また、一方これまでの自治体の業務全体を見直し、どうすれば市民にとって最も利便な行政サービスが実現できるか研究をし、実現をさせていくことを考えております。


 最後に、本センターはマルチメディア化、ネットワーク化されたこれからの社会のショールーム的な施設、世界的な海洋情報の集積施設となり、三河湾という自然資産、温暖な気候、アクセスのよさからも多くの人々に利用される観光施設としても十分活用できる施設になるものと考えているところであります。                 


 以上が本施設の目的ということでございますが、議員、冒頭にご指摘をいただきました。まだまだ市民に浸透がしてない。庁内ですらまだよく分かってないではないかという大変貴重なご指摘をご示唆をいただきました。このことにつきまして、私どもも確かに反省すべき点が多々あるんではないかなというふうに思っております。しかし、事業は正に今から始まるわけでありまして、市民へのPRそして、庁内への勉強会等も更にひとつ拍車をかけて頑張ってまいる所存でありますし、るる多項目にわたって、ご指摘をいただきました各点、一つ一つ慎重にご提言として生かさせていただくことを約束を申し上げて私の答弁といたします。

                     

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