■情報センターの概要
情報センター(情報ネットワークセンター)の目的と建設までの流れ及び建築概要
(広報がまごおり 98.1.15)
◆高度情報化社会の中で
新しい世紀、21世紀が目前に迫ってきました。今世紀の終わりの20年間は、めざましい速さで高度情報化社会に突入しました。パソコンの急速な普及によって、新しい伝達技術(パソコン通信、インターネット)が皆さんの家庭にも導入され、携帯電話やPHS、そしてファクスなども、仕事にたづさわる人たちだけでなく、若者たちにも爆発的に使われるようになりました。
蒲郡市は、第2次総合計画のなかで、21世紀に向けての課題のひとつとして情報化社会への対応をあげています。その実現の第1歩として、平成7年11月からホームページを開設し、行政情報を発信するようになりました。さらに、高度情報化社会に対応する新しい行政サービスの創造や「生命の海」をテーマにした科学館的施設などを含めた総合的マルチメディアの中核施設になる(仮称)「蒲郡海洋情報センター整備事業」に取り組むことになりました。
この事業は、幸いにも郵政省の自治体ネットワーク施設整備事業の補助金を受けることができ、蒲郡市の高度情報化の絶好の機会になったわけです。
◆基本的な考え方
まず、この事業を進めるために、平成8年1月に大学の専門の先生5名と地元の代表者4名からなる「蒲郡市新世代高度情報化計画委員会」を設けました。そこで、施設の整備方針を十分審議し、4月に基本構想の答申を受けました。この基本構想は、高度情報化を通じて「21世紀に向けたより豊かな市民生活を実現するための街づくり戦略の拠点」と位置づけています。
海洋情報センターの整備にあたって次の4つを柱にしました。
1.海をテーマとした情報受発信型科学施設
2.海をテーマとした情報化の演出が施された観光施設
3.高度できめ細やかな行政サービスを実現するための新社会資本の核施設
4.地域の産業支援や育成を図る産業情報化支援施設
◆これまでの主な経過
平成8年
1月 蒲郡市新世代高度情報化計画委員会設置(委員長 丸勢進名城大学前学長)
4月 働委員会から(仮称)蒲郡海洋情報センター基本構想の答申を受ける
11月 平成8年度自治体ネットワーク施設整備事業補助金(郵政省)の交付決定
ケーブルテレビ三河湾ネットワーク株式会社に出資
平成9年
2月 テレトピア構想のモデル地域指定を受ける(郵政省)
4月 平成9年度自治体ネットワーク施設整備事業補助金(郵政省)の交付決定
三河湾ネットワーク(株)開局
6月 情報化推進研究会設置
7月 海洋情報センター工事着工
「蒲郡電脳未来展」を東ホールで開催。1万人の入場者
9月 標本化石を購入
エディアカラ動物群化石4点、チェンジャン動物群化石199点、バージェス 頁岩動物群化石81点、購入金額7千万
12月 丸山茂徳東京工業大学教授(地球惑星科学専攻)を委員長、大野照文京都大学総合博物館教授(古生物学)を副委員長とする標本評価委員会を設置。海洋情報センター建設のコンセプトと購入した化石群に折り紙がつけられる。
◆建築概要(がまごおりの統計 H12年度)
・敷地面積 5562.15u
・建築面積 2632.17u
・延床面積 3281.08u
・各床面積 1F 1895.93u
2F 113.49u
3F 1271.66u
・建坪率 47.32%
・容積率 58.98%
・規模構造 地上3階建 鉄筋コンクリート造 一部 鉄骨造
・最高軒高 13.10m
・最高高さ 13.53 m
・設計期間 平成 8年9月〜平成 9年3月
・施工期間 平成 9年7月〜平成10年9月
・総事業費 32億1000万円
(補助対象事業費 25億1000万円)
内訳:建物整備費 16億8000万円
システム整備費 7億 円
その他整備費 8億3000万円
財源:国庫補助金 8億3700万円
県補助金 2億4600万円
地方債 7億8500万円
一般財源 13億4200万円
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