★(平成14年6月定例会 日恵野佳代議員)

防災に対する取組

 地震の方の話ですけれども、強化地域に指定されて取り組みが変わったという印象を全く受けないんですね。例えば、体験を聞く話でも、もちろん出前講座をやっていただくようになったとか、広報バスで静岡へ見学に行くということが新しいといえば新しいわけですが、それが本当に地域の一人一人のところまで、あるいはもっと小さい地域単位、常会などの単位まで防災の取り組みが浸透していくかというと、全くそうなっていないレベルなんです。
               

 出前講座でも5件しかない。190人ですけれども、私はこれをぜひ、せっかく自主防災会もあるし、総代区とか公民館という、それぞれ地域の固まりがあるわけですね。常会単位というのは非常に数が多くて大変ですけれども、そこまで総代とか公民館区という単位であれば、市の方から防災の出前講座をぜひ取り組みたいので、一遍日を決めてほしいということを市の方から頼めば、そんなことはやりたくないというところはまずないと思うんですね。市民は、そういうことに非常に協力的に、そういう話だったら聞こうということになると思いますので、これは申し込みのあるところを待っているんではなくて市から全部の単位に、いろいろな形がありますが一通りは市内全域行きわたるような格好をぜひ検討すべきだと思うんですが、その辺どうでしょうか。
   

 それから、学校の取り組みですが、もちろん防災訓練を年に2回とか3回やっていただいているというのは承知しているんですが、ただ訓練だけだと放送が入って校庭に集まって先生のお話を聞くというところで、何となく子供にとってもマンネリというか、またあるなという感じになりがちかと思うんですが、今、答弁であった地域の人の体験を聞くというのは形原なんですよね、形原小学校と形原中学校でそういう取り組みをやっているというふうに、私、教育委員会の方で伺いました。これをぜひ、全部の小学校や中学校で全員と言わないにしても、6年生だけとか中学生でも毎年1学年聞くとか、そういう取り組みに今変えてほしいということを私はお願いをしているんです。   


 形原は、もちろん直接の被害の遭った場所ですから、そういう取り組みが今までにもなされてきたというのは非常にすばらしいと思っていますが、形原だけではなくても、今壇上でお話したように「子供のころ形原におってね」という人も私の府相にもおりましたし、それから阪神大震災の応援に行った方が、もちろん市の職員でもあるし、ボランティアで行った方でもあるわけですね。そういう生の体験を、大人もそうですけれど子供にも聞いてもらうことによって身につまされるというか、体験を共有するというところから取り組みを真剣にやらないといけないなという気持ちが生まれると思うんです。そういうことを教育長から各学校にお話をしていただきたいと思うんですが、その辺はどうでしょうか、お願いします。
    

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