★(平成14年12月定例会 金原久雄市長)

アマチュア無線の利用

 議員お尋ねの東海地震の対策強化に向けてのうち、(4)の発災後における情報収集手段としてアマチュア無線のネットワークを利用することについて、私の方からご答弁申し上げます。
 東海地震においては、警戒宣言発令時から通信のふくそうが予想され、電話会社の自主的な通話制限も計画されております。


 また、発災後において通信施設の損壊等により最悪の場合、通信の途絶も予想されます。通信手段の確保として、防災行政無線移動系設備の計画的な整備を図ってまいりますが、使用周波数1波、短信通信方式の設備では、被害の規模によっては情報収集能力にも限界が生じてまいります。アマチュア無線は複数の周波数を使用し、設備によっては、世界中どこからでも通信が可能であり、東海地震に限らず、災害発生時には、多くのユーザーから災害情報の提供が期待できるものであり、極めて有効な情報収集手段の1つであると、私自身1人のユーザーとして認識しております。
   

 既に市の災害対策本部設置場所にもアマチュア無線の空中線設備を設置していますが、発災時においては電源となるべく電気の送電の停止も予想されていますから、車両搭載型のモービル設備が最も有効な手段と考えております。今後の防災対策の1つとして、このモービル通信機が普及し、いつでもどこにいても情報の収集や発信ができることになればと期待するところであります。

 (中略)

 災害時に統制された組織での非常通信につきましては、情報の錯綜を防止し、的確な情報の収集、発信が可能であり、応急対応の迅速化を図り、被害の軽減につながりますので、アマチュア無線による非常通信ネットワークの構築につきましては、災害対策の陣頭指揮をとる見通しで、またユーザーとして積極的に取り組んでまいりたいと思っております。

                 

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