議会中の市長の出張

★(平成16年9月定例会 鎌田篤司議員 第1回質問)

 それでは、まず1番目の今議会会期中における交流事業実施についてをお聞かせください。
 まず、私ども新政クラブとしては、9月定例市議会の会期中に2泊3日の、それも飛行機か船でしか行けないところの交流事業に市長が参加するということに対しては、行くべきではないという立場で3問ほど質問をさせていただきます。

 
金原市長は、平成16年度予算大綱説明で議会制民主主義を尊重し、市民の心を市政につなごう、市政推進の基本理念と言われて説明をされました。このことについては、金原さんが最初に立候補を決意してから再三言ってこられたことでもあります。議会制民主主義を尊重しと言われるなら、市長が招集して議案の審議を付託する蒲郡市議会の定例会こそ、尊重すべき最大にして唯一無比のものだと私ども新政クラブは考えるが、いかがでございましょうか。

 こういう例を出していいかどうかわかりませんけれども、町内の寄り合いでも児童会の会議でも、会長さんが招集をして、このことについて話し合いをしてください、決めてくださいよといって、だけど私はちょっと大事な用事があるから失礼してしまうと。後に残された者はどういう気持ちかということを少し考えていただきたい。

 人口8万2,000人の小さな町の市議会だとはいえ、先人がつくった、本当に苦労して今日の蒲郡市議会を築き上げてきた。8万2,000市民の負託はされておりますが、市長や私どもが私事で考えていっていいものではないというふうに断言をさせていただきます。

 私ども新政クラブが、この日程を知り得てすぐに私なりのアドバイスを秘書課を通じ、また市長本人に何度かさせていただきました。結果は、決定したことですので何とぞご理解くださいの一点張りでした。蒲郡市議会の最長老である山本和市議員にも相談をさせていただきましたら、「おまえらやらんならおれがやりたいところだ」と、力強い返事がありました。これは私どもだけに言ったことだというふうにしておいてくださいというか、ほかのときには違うことを言っていてはいけませんよ。ということです。

 この質問をするに当たって、大場、鈴木、両市長がこのようなことをどういうふうにされたかということを私自身も調べさせていただきました。調べるまでもございません。そういう事実は私どもが調べた中では一切ございません。この事業の日程を知り得てから今日までの間、先ほども言ったように、先輩や存じ寄りの方々、それも相当気を使って私たちなりに相談をさせていただきました。しかし、返ってくる答えは、
行政の最高責任者である市長が定例会の会期中に行くことについては、すべて否定的な答えが返ってまいりました。

 そこで質問をさせていただきます。

 まず1問目として、9月定例会の会期中である9月11日、12日、13日という交流会の日程についてであります。
 行くべきではないと言いながらこういうことを言っていいかどうかわかりませんけれども、交流会の事業であります。先方の都合もありますし、交流会に行かれる方々の都合もあります。この9月11・12・13という日程は相当前に決まったそうであります。それなら、議会は市長が招集するんだから、この日程を何で避けて招集しなかったか。日程は、大体のことはわかっているはずですので、何日前からやればいい。それか、この事業が終わってから招集しても私は十分できたと思います。なぜ、そうされなかったかを1問目で聞かせていただきます。

 ちなみに、豊川市議会では8月中にもう始まっておりました。もちろん、豊川はずっとそういうふうにされているそうです。精読期間もあるそうですので。だから、蒲郡市議会でも8月にやればよかった。まず1問目がそれです。

 2問目であります。新政クラブがこの事業を知って数日たってから、日程を知らせてくれないかということで日程を知らせてもらいました。11日の歓迎会は決まっておりました。12日には交流事業と歓迎会ということでありました。しかし、細部は検討中ということでありました。13日も同じようなものだというふうにあえてしておきます。交流会に行かれる方は、浦添、沖縄も含めてですが、初めての方々も多いと思いますので、3日間いろいろなことで楽しんでくればいいと思いますけれども、何度も、多分市長さん行っておられると思いますので、そのところで何で3日間もいなければいかんかということです。私どもは、僣越ではありましたけれども、直接お話をしました。日曜日の歓迎会のあいさつをして、あしたから議会がありますので失礼しますと言えば、いる皆さんは全く同意をされ、なるほどなあ、そういうことなら仕方ないわなということで、何の抵抗もなく、どうぞそれでは蒲郡へ帰ってくださいという形になると思います。なぜ、そうされなかったか、2問目で聞かせていただきます。

 3問目であります。
新政クラブがこの話を出したところで、ある人が、市長がいなくても助役がいるからいいということを言われたそうであります。知らない人が聞けば、蒲郡市は助役がいれば市長はいなくてもいいというように聞こえてしまう。だから、その人がそれを言うなら、行政の最高責任者である市長さんはいて、助役さんが団長のかわりをやればいいじゃないかと、なぜ、そこで言えなかったかということを思いました。しかし、それは個人の考えですので、それ以上私はあえて言いませんけれども。

 もうちょっと言うと、この交流団には副団長さんが教育長を初め2名いるはずです。その副団長さんに団長をかわってもらっても、私は、何の差し支えもなかったと思います。なぜ、そうされなかったかを3問目でお聞きをさせていただきます。

 市長は公人であります。石橋をたたいても渡らないという勇気を持つことも私は大切だと思います。これは新政クラブ全員の考えでありますので、まずそれを言い添えてこの質問を3問させていただきます。


★(平成16年9月定例会 金原久雄市長 回答)

◎ 鎌田議員ご質問の市議会中の会期中における交流事業実施についてお答えいたします。
 本交流事業の日程につきましては、浦添市からの意向も踏まえ日程調整を行ったものであり、9月議会の日程との整合を懸念したわけでありますが、先方の都合及び本市体育協会幹事会における日程調整の協議でもって最終決定がされました。今後、諸般の日程につきましてはこれ以上に留意してまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。


★(平成16年9月定例会 鎌田篤司議員 第2回質問)

 まず、1問目の問題でありますけれども、これ以上議論しても同じことであります。危機管理の最高責任者ということでありますので、私としては、行っておられる間に、蒲郡に帰りたくても帰れないというような状況にならないように、今回は無事に帰ってくることも含めて話をしておきます。
もうこれ以上言っても、あしたから行くそうですので、無事に帰ってきてください。以上です。
 しかし、新政クラブとしては反対であります。


                     


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